民生用電子機器出荷額は2カ月連続マイナス。JEITA発表

-高水準維持のラジオは7カ月連続プラス


民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2011年9月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比58.0%で1,923億円と、2カ月連続でマイナスとなった。

 映像機器の9月国内出荷金額は、前年同月比49.4%の1,266億円で2カ月連続のマイナス、音声関連機器は同70.0%の87億円で9カ月連続マイナスだった。またカーAVC機器は同90.1%の571億円で、12カ月連続のマイナスとなった。

 9月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比52.1%の113万8,000台で、同月実績から半減しているが、エコポイント制度導入以前の2008年同月実績と比べて約1.3倍の水準である。このうち3D対応は8万5,000台、インターネット動画対応は60万6,000台(同44.5%)だった。サイズ別では、29型以下が同59.6%の40万1,000台、30~36型が同58.6%の48万8,000台、37型以上が同36.7%の25万台で、構成比は順に35.2%、42.9%、21.9%。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比82.3%の35万8,000台。内訳は、BDレコーダが同81.0%の33万2,000台、BDプレーヤーが同103.0%の2万6,000台。3D対応は29万5,000台で、BDレコーダ/プレーヤーの82.4%を占めている。DVDビデオは同72.0%の12万5,000台。内訳は、DVD録再機が5万台(同61.6%)、DVD再生機が同81.1%の7万6,000台。

 ビデオカメラは前年同月比115.5%の27万6,000台で、2カ月連続プラス。ステレオセットは同111.3%の5万7,000台で、2カ月ぶりに1割増のプラスに転じたが、スピーカーシステムは同83.2%の3万4,000台と2カ月連続でマイナス。カーナビは前年同月比97.8%の47万台で2カ月ぶりのマイナスとなった。ラジオ受信機は同134.7%の16万台で、7カ月連続のプラスとなっている。

 2011年9月2011年累計
実績(千台)前年同月比(%)実績(千台)前年同月比(%)
薄型テレビ(10型以上液晶+PDP)1,13852.1
16,474113.4
 29型以下401
59.6
6,251
131.1
 30~36型48858.66,435
129.6
 37型以上25036.7
3,788
79.1
  (内)3D85-952-
  (内)インターネット動画対応60644.59,785
114.8
DVDビデオ12572.01,49383.4
録再機5061.667681.7
再生機7681.1
817
85.0
BDレコーダ/プレーヤー35882.3
4,820
160.9
 レコーダ33281.0
4,552
161.8
 プレーヤー26103.0
268146.5
  (内)3D対応295-3,150-
ビデオ一体型カメラ276115.51,327100.3
BS/CSアンテナ9869.21,092113.0
ラジオ受信機160134.71,732154.9
CDプレーヤ5690.8
595106.3
ICレコーダ119120.8917
106.4
ステレオセット57111.345991.4
アンプ16126.611992.8
スピーカシステム3483.236095.0
カーナビゲーションシステム47097.83,47784.6
 CD/DVD‐ROMタイプ3090.219467.3
 HDDタイプ14869.01,16461.1
 フラッシュメモリその他292125.32,118110.6
  (内)PND7494.870388.7
カーカラーテレビ80102.849688.8
カーDVD2178.815672.0
カーステレオ本体558.55551.2
カーCDプレーヤ36499.02,56581.0
ETC車載ユニット25583.42,300101.1


(2011年 10月 24日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]