zionote、M2TECH「Evo」のDACとクロックジェネレーター

-DACはI2S接続で32bit対応。専用電源ケーブルも


右上が「Evo DAC」、右下が「Evo Clock」。左上は既発売のUSB DDC「hiFace Evo」

 zionoteとトップウィングは、イタリアM2TECH製のhiFace EvoシリーズのDAC「Evo DAC」と、オーディオクロックジェネレーター「Evo Clock」を12月8日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はそれぞれ49,800円前後。

 また、専用電源であるEvo Supplyから他のEvoシリーズに電源供給するためのケーブル「M2T-C1」も同日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3,000円前後。



■ Evo DAC

 光/同軸デジタル入力と、hiFace Evo対応のI2S入力(RJ-45)を各1系統、アナログRCAの音声出力を1系統備えたDAC。光/同軸デジタルで最高24bit、I2Sで最高32bit入力に対応する。サンプリング周波数は44.1/48/88.2/96/176.4/192kHzをサポート。

 入力部に低ジッタAESレシーバーを搭載するほか、出力部に低ノイズ/低歪みのオペアンプを使用、高品質のコンデンサーも用いている。

 SN比は118dB、全高調波歪み率は0.002%。電源は付属ACアダプタまたは専用電源のEvo Supplyに対応。外形寸法は105×104×46mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約350g。

Evo DAC入出力部


■ Evo Clock

 同社のUSB DDC「hiFace Evo」と組み合わせることで最高384kHzのワードクロックだけでなく、5.6448/6.144MHz、11.2896/12.288MHzのマスタークロックを供給可能なクロックジェネレーター。hiFace Evo以外の機器でも最高384kHzのワードクロック出力が行なえる。

 hiFace Evoと組み合わせた場合には、128倍/256倍のスーパークロックに対応。22.5792MHz/24.576MHzとという高精度マスタークロックとして利用できる。

 低ノイズのレギュレーターを搭載し、オシレーターへ高品位な電源を供給。波形ノイズの少ない高精度なTCXO(温度補償型水晶発振器)を採用している。クロック出力端子(BNC)は2ポート備え、2台の機器をつなぎ替えることなく使用できる。

 精度は±1.5ppm。温度環境精度は±1ppm、電源環境精度は±0.3ppm。ケースはアルミニウム。電源はACアダプタを使用する。外形寸法は105×104×46mm(幅×奥行き×高さ)、重量は350g。

Evo Clockクロック出力端子は2系統


■ M2T-C1

Evo Supplyから、M2T-C1を介してhiFace Evoに接続

 クリーン電源「Evo Supply」から、Evo DACやhiFace EvoなどのEvoシリーズに電源を供給するための専用ケーブル。ケーブルの仕様はEvo Supply本体に付属するものと同じ。



(2011年 12月 8日)

[AV Watch編集部 中林暁]