SRS、録音機器向けの再生速度調整技術「SRS TruSpeed」

　SRS Labsは14日(米国時間)、録音機器において音程や音調を維持しながら、再生速度などを調整できる技術「SRS TruSpeed」を発表した。スマートフォンやタブレット、ボイスレコーダなどへの搭載を想定している。

　録音したコンテンツの再生速度を1/2倍速～2倍速の間でシームレスに変更できる技術で、元の音の高さ(ピッチ)や音調(トーン)を維持しながら再生速度を遅らせることができ、一つ一つの単語や数字などが聞き取りやすくなる。音の明瞭度も向上できるとしている。

　主な用途として、録音した会議や会話の聞き取り、ボイスメールのメッセージ再生、語学学習などに使うことができ、内容を把握するために何度も聞き返すという手間を省けるという。