パナソニック、AirPlay/radiko対応コンポ「D-dock」

-iPhoneやiTunesの音をワイヤレス再生。3機種


「D-dock」3機種

 パナソニックは、AirPlay対応モデルも含む、コンパクトステレオシステム「D-dock」(ディードック)新モデル3機種を3月9日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、AirPlay/radiko対応の上位モデル「SC-HC57」が35,000円前後、radiko対応の「SC-HC37」が28,000円前後、「SC-HC27」が2万円前後。

 全モデル、iPod/iPhoneを搭載するDockを備えているほか、FM/AMチューナやCDプレーヤーも装備する。前面にスライドドアを備えており、開くとiPod/iPhone用Dockスタンドがせり出す「新ローディングメカ」を採用している。主な機能比較は以下のとおり。


 AirPlayラジオアプリ対応iPod DockCDFM/AM
HC57
HC37
HC27

 無線LAN(IEEE 802.11b/g)に対応。上位モデル「SC-HC57」はAirPlayに対応し、iPhoneやPCのiTunesとワイヤレスで接続。それらの機器の音声出力先として機能する。

 また、HC57は専用のリモコンアプリ「Panasonic Stereo System Remote 2012」とも連携可能。iPhoneなどからリモコン操作を可能にするもので、製品付属のリモコンと同じような操作ができ、画面タッチ操作で前面ドアの開閉やボリューム調整も可能。プリセットイコライザの設定なども行なえる。また、ネットワークスタンバイ機能をONにしておく事で、iPhoneからHC57の電源ON/OFFも可能。

 HC57/37は、ラジオのサイマル配信受信用アプリ「radiko.jp」と、インターネットラジオ受信用アプリ「vTuner for Panasonic」と連携が可能。アプリをiPhone/iPod touchにインストールし、HC57/37に乗せると、HC57/37側からアプリの操作ができる。

 HC57/37は、6.5cm径のフルレンジを2基、8cm径のパッシブラジエータを4基採用。ユニットの振動板には、軽さと剛性の高さを両立しているという竹繊維を使った「新ナノバンブースピーカー」を採用している。 HC27のスピーカーは、8cm径フルレンジ2基のみ。

 iPhone/iPodとのDock接続では、デジタル伝送方式を採用。「D-dock」側でD/A変換する事で、クリアな再生ができるという。また、DSPで音の歪みを演算処理によって取り除くことで、濁りの少ないサウンドを実現したという。また、HC57/37ではボーカルと立体的な音場感が味わえるという「ダイレクトボーカルサラウンド」機能も利用可能。

 CDプレーヤー部は、音楽CDやCD-R/RWに対応。アンプの最大出力は、HC57/HC37が20W×2ch、H27が5W×2ch。ステレオミニのヘッドフォン出力も備えている。消費電力はHC57が23W、HC37が20W、HC27が11W。iPhone/iPodを乗せず、HC57のネットワークスタンバイ機能をOFFにした場合の待機時消費電力は約0.05W。

 外形寸法はHC57/HC37が480×84×197mm(幅×奥行き×高さ)、HC27が400×110×213mm(同)。重量はHC57が約2.6kg、HC37が約2.5kg、HC27が約2.0kg。


(2012年 2月 22日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]