オンキヨー、N-OMF振動板搭載のシアタースピーカー

-「D309シリーズ」のトールボーイなど3機種


利用イメージ

 オンキヨーは、シアタースピーカー「D309シリーズ」3モデルを3月末より発売する。

 価格は、トールボーイの「D-309E」が39,900円(1台)、センター「D-309C」が24,150円、サラウンド向けのブックシェルフ「D-309M」が21,000円(1台)。3機種ともピアノ仕上げ(B)とリアルウッド突き板仕上げ(D)の2種類を用意する。


ピアノ仕上げ。左からブックシェルフのD-309M、トールボーイのD-309E、センターのD-309Cリアルウッド突き板仕上げのモデル

 いずれも2ウェイユニット搭載のシアタースピーカー。ユニットの数はトールボーイとセンターがツイータ×1とウーファ×2、ブックシェルフはウーファ/ツイータ×各1となっている。ユニット径は、ウーファが10cm、ツイータが3cmで共通。

ツイータ(左)とウーファ(右)

 共通の特徴として、ウーファには自社開発のN-OMF振動板を採用。固有ノイズが少ない不織布の3層コットンをベースに、アラミド繊維をハイブリッド成形したもので、量感豊かな低音再生を可能にするという。中央には砲弾型イコライザーを備え、周波数特性の乱れを防いでいる。

 またツイータは、音の濁りの原因となる分割振動を抑えたリング型振動板を採用。可聴帯域上限とされる20kHz近くまで分割振動を起こさず振幅し、それ以上の超高音もクリアで伸びやかに再生するという。


D-309Eのピアノ仕上げ。右はサランネット装着時D-309Eのリアルウッド突き板仕上げ

 エンクロージャはMDF材がベース。ピアノ仕上げと、リアルウッドを用いてクリア塗装を重ねた突き板仕上げによる2つのカラーバリエーションを用意する。バスレフダクトや桟、吸音材の配置などの内部構造も独自のノウハウで最適化したという。

 ターミナルは真鍮削り出し/金メッキのネジ式で、バナナプラグ対応。309Eは、バイワイヤリング接続にも対応する。ネットワーク回路には、位相の乱れが少ないとされる12dB/octタイプを採用している。


D-309Cのピアノ仕上げ(左)とリアルウッド突き板仕上げ(右)
D-309M(ピアノ仕上げ)。右はサランネット装着時リアルウッド突き板仕上げのモデル
D-309Eの端子部D-309Cの端子部

 

 トールボーイセンターブックシェルフ
型番D-309ED-309CD-309M
ツイータ3cm径 リング
ウーファ10cm径 N-OMF10cm径 N-OMF×210cm径 N-OMF
エンクロージャバスレフ密閉密閉
定格インピーダンス
定格感度レベル87dB/mW88dB/mW85dB/mW
周波数特性65Hz~100kHz90Hz~100kHz90Hz~100kHz
クロスオーバー周波数2.5kHz
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
270×300×952mm418×154×143mm143×165×245mm
重量10.7kg4.7kg2.8kg


(2012年 3月 6日)

[AV Watch編集部 中林暁]