ハーマン、SME製超重量級ターンテーブル「MODEL20MK3」

　ハーマンインターナショナルは、SMEのアナログターンテーブル「MODEL 20MK3」を3月中旬より発売する。9インチアーム用と12インチアーム用が用意され、アームの有無で合計4モデルが用意される。価格は189万～357万円。

　また、トーンアーム「Series 312S」(57万7,500円)、「Series V-12」(105万円)、「Series V」(735,000円)、「Series IV」(525,000円)も発売される。

■ MODEL 20MK3

MODEL 20MK3

　MODEL 20MK3は、SMEプレシジョン･ターンテーブルの新たな主力モデルで、上位機MODEL 30譲りの超重量級の製品。重量は31kg。

　ターンテーブル全体を支えるメインベース、回転部とアームを保持するサブシャーシともに厚みを増したほか、強化されたサスペンションと大容量ダンパーにより、サブシャーシ部を設置面から完全に隔絶。直径の拡大と厚みの増加により回転モーメントを大幅に増した325mm径/6kgの重量級ターンテーブルとマイコン制御の強化サーボモーター、強力電源の組み合わせにより、回転系の更なる安定化も果たしたという。

　総重量で従来機MK2の70%増とし、大きな質量が回転部とアーム支持部を強固に支え、外来振動を遮断する「無共振ターンテーブル」としている。

　回転部とアームを確実に支える4本柱構造としたほか、総計80本のサスペンション･バンドにより、外来振動を排除。重量負荷を均等に保ち、最適なポジションを保つための精密なアジャスタブル機構を各支柱に内蔵する。外形寸法は440×350×174mm(幅×奥行き×高さ)、重量は31kg。

　好みのSME製9インチ･トーンアームが装着出来るアームレス仕様モデルと、SERIES Vマグネシューム･トーンアームを標準装備したシステムをラインナップ。

　さらに、SME製12インチ･トーンアームが搭載できるロングアーム用ターンテーブルと、12インチ･ストレートアームの最新モデル「MODEL 312S」を標準装備したシステムも発売する。12インチアームモデルの外形寸法は520×375×174mm(幅×奥行き×高さ)、重量は35.5kg。

■ トーンアーム

　「Series 312S」は、同社のMODEL 312をベースに、マグネシウム・アームパイプとシルバーリッツ・アーム内リード線などの特別仕様を施したモデル。スタティックバランス型で実効長は308.8mm。

　Series IV、Series Vは9インチで、実効長は233.15mm。Series IVはスタティックバランス型、Series Vはダイナミックバランス型となる。Series IVは12インチで実効長308.8mm、ダイナミックバランス型。

Series 312S	Series V