「東京国際アニメフェア2012」の総来場者数が約25%減少


「東京国際アニメフェア2012」

 3月22日から25日まで開催された「東京国際アニメフェア2012」の総来場者数は、4日間の合計で9万8,923人となり、前回(2010年)の13万2,492人と比べて25.34%減少した。

 22日と23日のビジネスデーの来場者数は計2万4,750人で、前回の2万6,963人から8.21%の減少にとどまったが、一般公開日の24日と25日は計7万4,173人と、前回(10万5,529人)から、29.71%と、約3割の減少となった。特に天候も悪かった24日の土曜日は、3万1,549人で、前回の5万1,073人から、38.23%も減少している。

 昨年の「アニメフェア」は3月に開催予定だったが、2010年12月15日に東京都議会で可決された「東京都青少年健全育成条例改正」に反対する角川書店やアニプレックス、キングレコード、ジェネオン・ユニバーサルなど8社が、出展を取りやめた。8社を抜きに開催する予定だったが、東日本大震災と、それに伴う電力需給状況の悪化などにより開催が中止されたという経緯がある。

 また、その8社は新しいイベント「アニメ コンテンツ エキスポ」を同時期に幕張メッセで開催する予定だったが、こちらも震災の影響で中止。今年は3月31日~4月1日まで幕張メッセで開催する予定となっている。

 なお、2010年の「アニメフェア」総出展社数は244社だったが、今年は216社に減少している。



(2012年 3月 26日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]