民生機器出荷額は14カ月連続マイナス。JEITA発表

カーナビは3カ月ぶりのプラスに


民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、2012年9月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比62.6%の1,205億円で、14カ月連続でマイナスとなった。

 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比48.2%の610億円で14カ月連続のマイナス。音声関連機器は同72.5%の63億円で21カ月連続のマイナス。カーAVC機器は同93.1%の531億円で、3カ月連続マイナス。

 9月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比37.5%の42万7,000台。このうち3D対応は6万5,000台(同76.1%)、インターネット動画対応は19万8,000台(同32.7%)だった。サイズ別では、29型以下が同36.1%の14万5,000台、30~36型が同32.3%の15万8,000台、37型以上が同49.9%の12万5,000台で、構成比は順に33.9%、36.9%、29.2%だった。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比58.8%の21万5,000台。内訳は、BDレコーダが同55.4%の18万4,000台、BDプレーヤーが同92.4%の3万1,000台。3D対応は15万9,000台(同53.5%)で、BDレコーダ/プレーヤーの74.2%を占める。DVDビデオは同70.1%の8万8,000台。

 ビデオカメラは前年同月比78.4%の21万6,000台。ICレコーダは11万1,000台(前年比93.2%)。ステレオセットは同75.3%の4万3,000台。スピーカーシステムは同87.1%の2万9,000台。ラジオ受信機は前年比71.8%の11万5,000台で、6カ月連続のマイナスだった。

 カーナビは前年同月比113.6%の53万4,000台で、3カ月ぶりのプラス。カーカラーテレビは前年比120.1%の9万6,000台で、14カ月連続のプラスとなった。



(2012年 10月 23日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]