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izo、バランス対応の最上位ヘッドフォンアンプ

電源ユニット別体。149,800円の「iHA-32-2013」

iHA-32-2013

 izoは、デュアルモノラル回路を採用し、電源ユニットを別体にするなどしたフラッグシップヘッドフォンアンプ「iHA-32-2013」を12月20日に発売する。価格はオープンプライスで、直販サイトでは149,800円で販売される。

 izoが研究開発した高音質化技術に、zionoteも協力。完成させたチューニングテクノロジー「System13」を投入。「izo史上最高音質のヘッドフォンアンプになった」という。

 左右の音を別回路で処理するデュアル・モノ構成を採用。また、アンバランス/バランス両対応で、アンバランスで入力した信号も、デュアル・モノラル、フルバランスで処理される。バランス接続のヘッドフォンをドライブできるXLR端子を1系統備えているほか、同端子には標準ジャックのアンバランスヘッドフォンも接続でき、アンバランス×2系統の出力が可能。入力端子はRCA×2系統、XLR×1系統を用意する。

 ボリュームにはALPS製の「RK27114」(1軸4連)を採用。ギャングエラーやノイズの無いスムーズな出力を可能にしたという。他にも、iHA-32専用に開発した「Advanced TuningII」により、高域や中低域のバランス、解像度と空間表現を強化。電源ON/OFF時に発生するポップノイズを遮断する「ZERO POP II」も備えている。

背面。電源ユニットとは専用ケーブルで接続する

 ヘッドフォンの特性や好みに合わせたチューニングを可能にする「iTCP(アイジオ・トーンコントロール・プロセッサー)」を搭載。ゲインの調整やiTCP、バランス出力を組み合わせる事で、6種類のチューニングバリエーションが選べる。

 電源ユニットは別体になっており、標準で付属。従来の電源ユニット「iPSU-1」を、System13テクノロジーにより「iPSU-1-2013」にブラッシュアップしている。アンプは、この電源ユニットから供給される事を前提に設計されているため、電源効率が良いという。

 定格出力はバランス時で675mW×2ch(32Ω)、200mW×2ch(600Ω)、アンバランス時で338mW×2ch(32Ω)、100mW×2ch(600Ω)。対応ヘッドフォンはインピーダンス8Ω~1kΩのもの。SN比は118dB以上。周波数特性は10Hz~20kHz(0.2dB/44.1kHz)。消費電力は最大24W、スタンバイ時で1W。外形寸法は本体、電源ともに147×180×43mm(幅×奥行き×高さ)。重量は、本体が940g、電源が1.34kg。電源ユニットと本体を接続する専用ケーブルなどを同梱する。

(山崎健太郎)