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NEC、TwitterとTVの連携強化した2013年PC春モデル

スマホでTVの盛り上がりチェック。ツイートで予約

「VALUESTAR W」シリーズ

 NECパーソナルコンピュータは、PCの2013年春モデルを発表した。発売日は2月7日。ノートPCの「LaVie」とデスクトップの「VALUESTAR」シリーズで合計9タイプ、43モデルを用意。ここでは、デジタルチューナを内蔵した「VALUESTAR」の5シリーズを紹介する。

 「VALUESTAR W」シリーズは、23型液晶一体型モデル。上位の「VW970/LS」は3D表示に対応し、CPUはCore i7-3630QM。店頭予想価格は235,000円前後。3D非対応の「VW770/LS」は、215,000円前後。

 「VALUESTAR N」は21.5型液晶の一体型。3モデルを用意し、CPUがCore i7-3630QMの「VN770/LS」が195,000円前後、Core i3-3120Mの「VN570/LS」が160,000円前後、Celeron 1000Mの「VN370/LS」が125,000円前後。



新モデルで強化された機能

 全モデルに共通する特長は、プリインストールしているマイクロソフトの統合ソフトが「Office 2013」に更新された事。NEC独自の機能として、使い方を映像で紹介する「動画ナビ」を用意している。

 また、AV関連の機能では、スマートフォンやタブレットを、PCのテレビ機能のリモコンとして使えるようにするアプリ「Smartリモコン」をアップデート。テレビの操作だけでなく、録画した番組リストの確認、選択、再生操作なども可能。さらに、3月に予定しているアップデートにより、「つぶやきメーター」と「リモート予約機能」が使えるようになる。

 「つぶやきメーター」はVALUESTARのテレビ視聴ソフト向けに提供している「つぶやきプラス」に含まれる機能の1つ。各放送局に対してのツイート量を、メーターで表示するもので、盛り上がっている番組を簡単に探す事ができる。

 「Smartリモコン」のアップデートにより、この機能がスマートフォンやタブレットから利用可能になる。なお、気になる番組を見つけたら、SmartリモコンからPCの電源をONにしたり、チャンネルを切り替える事も可能。

 同じく追加される「リモート予約機能」は、TwitterのツイートやDM(ダイレクトメッセージ)を使うことで、自宅のPCへ録画予約ができるもの。PCの電源がOFFになっている場合でも、あらかじめ設定した時刻に自動的に起動してツイート/DMを確認・予約する機能も備えている。



AV機能

「VALUESTAR N」シリーズ

 VN770/LSシリーズとVN570/LSシリーズは、地上/BS/110度CSデジタルチューナを、各2基搭載。2番組同時録画や裏番組録画に対応し、2番組同時に約16倍の長時間録画も可能。フレッツ光回線経由で番組を視聴する「ひかりTV」にも対応する。

 さらにVW970LSとVW770/LSシリーズでは、3波ダブルチューナに加え、電源ONから約2秒でテレビが楽しめる「ぱっと観テレビ」にも対応。3基のチューナ構成になるため、ダブル録画中でも、別のチャンネルが視聴できる。なお、「ぱっと観テレビ」は視聴専用。

 キーワードにマッチした番組を自動で録画する「おまかせ録画」や、シリーズ録画機能なども装備。外付けHDDに録画する事も可能。録画番組の簡易編集や、BDへの書き出し機能も搭載。ただし、VN370/LSシリーズは、搭載ドライブがDVDとなる。

 VALUESTAR W、N(VN370/LSシリーズを除く)では、Webカメラに手をかざしてAV機能が制御できる「ハンドパワー」機能を用意。テレビの起動、終了、チャンネルや放送波の切り替え、音量調節も、かざした手の動きで操作できる。

 DLNA/DTCP-IPを使い、ネットワーク経由で、他のPCやBDレコーダ、NASなどに保存したデジタル放送を再生すためのソフト「SmartVision/PLAYER」もインストールされている。

 上位モデルの「VW970/LS」では、3D表示に対応。3Dメガネも付属する。2D番組を3Dに変換して表示する事も可能。

 テレビ以外の機能では、音楽配信サービス「music.jp」アプリをプリインストール。ヤマハのサウンドシステムも搭載する。

(山崎健太郎)