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テックウインド、米ScoscheのLightningケーブル。Bluetoothヘッドフォンも予定
(2013/2/20 19:42)
テックウインドは20日、米Scosche(スコーシュ) Industriesの新製品発表会を開催。アップルのLightningコネクタ対応のケーブルや充電器などを日本国内でも発売開始したほか、Bluetooth搭載のヘッドフォンやポータブルスピーカーを今後発売することも明らかにした。
Scosche製品は、既に一部のヘッドフォンなどがアップルストアなどで販売されているが、Lightning製品の投入やヘッドフォンのラインナップ強化などを機にブランドをリローンチするという形で日本市場へ本格参入する方針を示した。発表会にはScoscheのInternational Business Developmentを担当するWilliam Cherry氏が来場し、米国などでの同社の展開や、製品の特徴などをアピールした。
Lightning対応のUSBケーブルや充電アダプタなど
Lightning対応のUSBケーブルや、シガーソケット充電ケーブルを発売中で、3月の早いうちに、AC充電ケーブルも発売予定。いずれもMFi(Made for iPod/iPhone/iPad)対応で、iPhone 5やiPad miniなどの端末で利用できる。
価格はオープンプライスで、店頭予想価格はLightning-USBケーブルの「strikeLINE pro」(i2RJPN/i2RWJPN)が2,980円前後、シガーソケット充電ケーブルの「strikeDRIVE 5W」(i2C052JPN)が2,480円前後、「strikeDRIVE 12W」(i2C12JPN)が2,980円前後。
3月発売予定のAC充電ケーブル「strikeBASE 5W」(i2H05JPN)は3,380円前後、「strikeBASE 12W」(i2H12JPN)は3,780円前後。
USBケーブルの「strikeLINE pro」はパソコンとiPhone 5などを接続してデータ同期やUSB充電などが可能。ケーブルは巻き取り式で、最長約90cmまで伸ばすことができる。カラーはブラックとホワイトの2色。
充電ケーブルの「strikeDRIVE」(シガーソケット)と「strikeBASE」(AC)は、出力が12Wと5Wの2製品をそれぞれ用意する。カラーはいずれもブラック。
ヘッドフォンなどもGW前頃に国内発売へ
オーディオ関連では、Bluetoothヘッドフォン/イヤフォンや、Bluetoothスピーカー、ステレオミニケーブルなどをラインナップ。ヘッドフォンやスピーカーについては、日本国内でもオンラインのアップルストアや量販店などを通じてゴールデンウィーク前の発売を目指しているという。
米国で展開しているヘッドフォンは、Bluetooth接続の上位モデル「REALM Reference Grade Bluetooth Headphones with Integrated Remote & Mic」(RH1060、約199ドル)と、有線接続の「REALM Over Ear Headphones(RH1056M/MD、約149ドル)、コンパクトながら高音質という「Reference Grade On-Ear Headphones」(約89.99ドル~)、カラーが7色のエントリーモデル「LOBEDOPE」(約29.99ドル~)など。
「REALM」の2機種は、ネオジウムマグネットや銅製ボイスコイルを搭載した40mm径ドライバユニットを搭載。ハウジングにポート付きのチャンバー(空間)を備え、ドライバの動きを制限しないとしている。Bluetoothモデルは、ハウジング部に再生/一時停止などのコントローラを装備。有線接続も行なえる。
イヤフォンは、カナル型(耳栓型)の「Noise Isolation Earbuds with tapLINE II Remote & Mic」(HP255m/md、約34.99ドル)や、カラフルな「Sport THUDBUDS」(約24.99ドル)、「THUDBUDS」(約24.99ドル)をラインナップしている。
スピーカーは、Bluetooth対応の「BOOMBOTTLE」や「BOOMSTREAM mini」などを用意。「BOOMBOTTLE」(約149ドル)は、40mm径のステレオスピーカーに加え、サブウーファも搭載。IPX4相当の防滴仕様となっている。また、iPhoneのSiriにも対応。本体のボタンを3回押すと、Bluetooth接続したiPhoneのSiriが起動する。バッテリを内蔵し、連続動作時間は約10時間。「BOOMSTREAM mini」は、40mm径のドライバユニット1基のコンパクトモデルで、内蔵バッテリにより7時間の連続再生が可能。
Bluetoothでスマホ音楽再生の操作もできる心拍計なども
製品を説明したScoscheのWilliam Cherry氏は、これまで同社の製品が米国コンシューマエレクトロニクス展示会の「International CES」において、イノベーションアワードや「iLounge」(iOS関連製品のコーナー)でのヘッドフォンの最高賞を得たことを紹介し、日本市場への導入にも高い期待を示した。
前述した製品以外にも、ユニークな製品の例として、アームバンド型のBluetooth搭載心拍計「RHYTHM Pulse Monitor」(アップルストア価格8,480円)を紹介。これはスマートフォンとBluetooth接続して、専用アプリで心拍数や消費カロリー、ジョギングの軌跡などを表示したり、SNSに共有できる製品。Bluetoothヘッドフォンと同時に接続することで、スマートフォンの音楽を聴きながらRHYTHM Pulse Monitorで操作することも可能となっている。
同じくBluetooth製品では、カギなどの貴重品に取り付けることで、置き忘れを防ぐキーホルダ型の「Bluetooth Proximity Sensor」も用意。専用アプリと連携することで、スマートフォンと約30m離れると、自動で音声やバイブレーションによってユーザーに警告するという。
Cherry氏は、日本で製品発表会を行なった意図について「Scoscheは33年前にオーディオメーカーとしてスタートした。その技術力で開発した(ヘッドフォンなどの)音を実際に聴いて、リアリティを体感して欲しい」と説明。今後は日本語の同社サイトも開設予定だという。