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ヒビノ、AKGとDJ TIESTO共同開発のDJ用ヘッドフォン

50mmドライバ+3D-AxisのK267など3機種。約11,000円から

左から「K67 TIESTO」、「K167 TIESTO」、「K267 TIESTO」

 ヒビノは、DJ/プロデューサーのTIESTO(ティエスト/Eの表記はEの上に・を2つ)とAKGが共同開発した、プロDJ用ヘッドフォン「AKG by TIESTO SERIES」3機種を3月15日より順次発売する。価格は全てオープンプライス。店頭予想価格と発売日は、「K67 TIESTO」が11,000円前後、「K167 TIESTO」が22,000円前後でどちらも3月15日発売。「K267 TIESTO」は38,000円前後で、4月上旬の発売予定。主に楽器店や通販サイトなどでの販売を予定している。

 2004年アテネ五輪大会の開会セレモニーでパフォーマンスを行なうなど、世界的に活躍するDJ/プロデューサーのTIESTOが、開発に携わったヘッドフォン。「最先端のダンスミュージックに求められる再生能力を備え、分解能と再現性は研ぎ澄まされ、音質の微妙な差異も聞き分けることができる」という。デザイン面も、TIESTOの意見がフィードバックされている。

DJ/プロデューサーのTIESTO

 いずれも密閉型。3機種に共通する特長として、イヤーパッドは遮音性の高いものを採用。ハウジングとヘッドバンドとの連結部分には、AKG独自の「3D-Axisメカニズム」を採用。片耳でのモニタリングができるほか、「プレイ中の瞬間的なポジション変更を快適にサポートする」という。折り畳みも可能で、可搬性も考慮されている。

 K67とK167は40mm径のドライバを採用。K67はコンパクトなハウジングのオンイヤータイプ。K167とK267は、耳を覆うアラウンドイヤー型。K267は50mm径のドライバを採用している。

オンイヤー型の「K67 TIESTO」
アラウンドイヤーの「K167 TIESTO」
アラウンドイヤーでケーブル着脱可能な「K267 TIESTO」

 また、K267の特徴として、高い出力音圧レベルとバランスの取れた低域特性を追求し、超低域の特製をStage、Club、Studioの3段階から選択できる。

 ケーブルは全モデル片出し。K67は1.8mストレート、K167は5.5mのカールケーブル。K267は着脱可能で、ストレートとカールの2種類を同梱。左右どちらのハウジングにもケーブルを接続できる「Dual Plug-Inシステム」を採用している。

モデル名K67 TIESTOK167 TIESTOK267 TIESTO
タイプ密閉型
オンイヤー
密閉型
アラウンドイヤー
密閉型
アラウンドイヤー
ドライバ40mm径40mm径50mm径
感度(1kHz)101dB SPL/mW97dB SPL/mW97dB SPL/mW
再生周波数帯域16Hz~24kHz10Hz~27kHz6Hz~30kHz
最大許容入力500mW2,000mW3,500mW
インピーダンス32Ω32Ω32Ω
入力コネクタステレオミニ
(金メッキ)
ステレオミニ
(金メッキ)
ステレオミニ
(金メッキ)
ケーブル1.8mストレート(OFC)5.5mカール(OFC)着脱式
3mストレート(OFC)
5.5mカール(OFC)
付属品標準プラグアダプタ標準プラグアダプタケーブル2種類
標準プラグアダプタ
キャリングポーチ

(山崎健太郎)