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エプソン、C2FINE/WUXGAパネル搭載プロジェクタ4モデル

高画質化回路「DCDi」搭載。大会議室や教室向け

EB-G6900WU

 エプソンは12日、ビジネス向け液晶プロジェクタ「オフィリオ」シリーズの新モデル9製品を発表。この中で、0.76型/1,920×1,200ドットパネルを搭載する「EB-G6900WU」など計4モデルを3月29日より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。

 想定価格と発売日は、大会議室やイベントホール向けとなる「EB-G6000シリーズ」のEB-G6900WU(レンズ別売モデル)が110万円前後で6月20日発売。EB-G6750WUは95万円前後で5月27日発売、EB-G6550WUが80万円前後で3月29日発売。会議室・教室向け「EB-4000シリーズ」のEB-4950WUは65万円前後で6月20日発売。

EB-G6750WU
EB-G6550WU
EB-4950WU
 EB-G6000シリーズEB-4000シリーズ
型番EB-G6900WUEB-G6750WUEB-G6550WUEB-4950WU
パネルサイズ0.76型/1,920×1,200ドット
コントラスト比5,000:1
輝度6,000ルーメン5,200ルーメン4,500ルーメン
想定価格110万円前後95万円前後80万円前後65万円前後
発売日6月20日5月27日3月29日6月20日

 いずれも無機垂直配向のC2FINE技術を採用したパネルを搭載。コントラスト比は5,000:1で、黒の締まった映像表現ができるという。輝度はEB-G6900WU/G6750WUが6,000ルーメン、EB-G6550WUが5,200ルーメン、EB-4950WUが4,500ルーメン。光源はEB-G6000シリーズの3モデルが380W UHE、EB-4950WUが280W UHE。

 レンズ別売のEB-G6900WUを除く3モデルとも、光学1.8倍ズーム対応レンズを搭載。F値は1.65~2.55、焦点距離は21.28~37.94㎜。ズーム/フォーカスは手動で、上下左右のレンズシフト機能も備える。オプションの交換用レンズの装着にも対応する。

 高画質化回路「DCDi」を搭載。動きの早いスポーツなどの映像をジャギー感なく再生できるという「プログレッシブ変換機能」や、MPEG動画などのモスキートノイズを抑える「モスキートノイズリダクション機能」などを備える。EB-G6000シリーズの3モデルは新開発のフレーム補間ICを搭載し、120fps対応の「フレーム補間技術」も採用する。

 投写補正機能として、歪んだ投写面でもスムーズに調整できるというポイント補正機能や、大型スクリーン向けの弓型補正機能を搭載。EB-G6000シリーズでは複数台を使用したマルチプロジェクション機能も備える。

 映像入力はHDMI、S映像、コンポジット、5BNC、DisplayPort、アナログRGB(D-Sub 15ピン)を装備。音声入力はアナログ(RCA×1、ステレオミニ×3)を備える。出力端子は映像がアナログRGB(D-Sub 15ピン)、音声はステレオミニ。

 EB-G6900WUはHD-SDI端子も装備する。またEB-G6900WU/G6750WUはオプションのHDBaseTトランスミッタを装着することで、別売のLANケーブルによる最大100mまでの映像/音声伝送にも対応する。

(庄司亮一)