エプソン、C2FINE/WUXGAパネル搭載のプロジェクタ

-上位モデル同様のカラーマネジメント機能


EB-G5750WU

 エプソンは、「オフィリオ」液晶プロジェクタの新モデルとして、0.76型/1,920×1,200ドットのパネルを搭載した「EB-G5750WU」を2011年1月に発売する。価格はオープンプライスで、想定価格は75万円前後。

 大会議室や講堂など広い空間での利用を想定したモデル。無機垂直配向のC2FINE技術を採用したパネルを搭載し、輝度は4,500ルーメン、コントラスト比は1,500:1。「明るさだけでは得られない艶の
ある圧倒的な高画質投写が可能」としている。光源は330W UHE。

 上位モデルの「EB-Zシリーズ」と同様に、色転びのしやすい人肌や、赤、黄色を忠実に表現するカラーマネジメント機能を装備。また、ビデオとPC画像の「2画面分割表示機能」も搭載。そのほか、レントゲン写真などの医療のイメージを確認するための「DICOM SIM モード」も用意する。

 光学1.8倍ズーム対応レンズを搭載し、F値は1.65~2.55、焦点距離は21.28~37.94㎜。ズーム/フォーカスは手動。上下左右の電動レンズシフト機能も備える。標準レンズのほか、4種類のオプションレンズの装着にも対応。

 通電と同時に投写を開始する「ダイレクトパワーオン」や、使用後のクールダウンが不要な「ダイレクトシャットダウン」を搭載する。そのほか、排気口を側面に集約した「ストレート吸気システム」や、大型静電フィルタ吸気口を本体の側面に集約して配置している。レンズやランプは側面から、フィルタは前面から工具を使わずに交換できる。

 映像入力はHDMIとDVI-D、S映像、コンポジット、1BNC、5BNC、アナログRGB(D-Sub 15ピン)を装備。音声入力はアナログ(RCA×1、ステレオミニ×3)を備える。出力端子は映像がアナログRGB(D-Sub 15ピン)、音声はステレオミニ。

 Ethernetを備え、ネットワーク経由での制御が可能。プロジェクタを制御するPCソフト「EasyMP Monitor」により、複数プロジェクターの稼働状況を一括管理できる。また、専用ソフトを使わずに、PCのブラウザからも、プロジェクター状態の参照やコントロールが行なえる。また、Eメールによってランプ交換時期などを指定したアドレスに通知することも可能。

 消費電力は477W(ノーマル)/394W(エコ)。外形寸法は470×312×135㎜(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.8㎏。リモコンが付属する。



(2010年 12月 16日)

[AV Watch編集部 中林暁]