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ソニー、壁掛けのBRAVIA「KDL-40V5/46V5」に落下の危険性

黒モデルの樹脂が劣化、移動式スタンドで落下。無償交換

KDL-40V5。写真のように付属スタンドで設置している場合は、破損の心配は無い

 ソニーは14日、2009年2月から発売した液晶テレビBRAVIAの「KDL-40V5/KDL-46V5」の一部で、リアキャビネット(背面部)にある壁掛け用取り付け部が、外部から力が加わった際に、まれに破損する場合があると発表した。

 これは、壁掛け用取り付け部を用いて、移動式(台車付)スタンドに設置したテレビが、移動中に落下した事例が発生し、判明したもの。その後の調査で、該当製品の本体色がブラックの一部(対象製造番号は後述する)において、リアキャビネットの樹脂材料が想定以上に劣化し、柔軟性が低下。外力が加わった際に、まれに破損に至る事が判明したという。

これらの設置方法で、落下の危険性がある

 なお、移動式スタンドからの落下は、2012年11月以降、3件確認されているが、テレビ以外の物損や、ユーザーが怪我をしたなどの報告は無いという。また、壁掛け用取り付け部を使わず、付属スタンドなどで設置している場合には、リアキャビネットの破損はしないという。

 ソニーでは、無償でリアキャビネットの交換を実施する。同社ホームページや、新聞告知などで案内を行なうほか、購入情報を登録しているなど、連絡可能なユーザーに向け、販売店とも協力しながら無償交換の案内を行なっていくという。

 該当製品は、カラーがブラックのモデルで、製造番号は以下の通り。2009年5月から同年12月までに生産された約10万9,000台が対象となる。

  • KDL-40V5 製造番号:1000001~1088965 (88,965台)
  • KDL-46V5 製造番号:1000001~1019732 (19,732台)

 無償交換の申し込みや、対象製品の確認方法、専用相談窓口などはソニーのページを参照のこと。

(山崎健太郎)