東芝、REGZAのチューナ/EPG採用の液晶一体型PC

dynabook REGZA PC D833のプレシャスブラック

　東芝は、液晶一体型PC「dynabook REGZA PC」の2013年夏モデルを、5月下旬に発売する。液晶テレビ・REGZA用に開発しデジタルチューナを搭載するなど、テレビ機能を強化したのが特徴。23型の「dynabook REGZA PC D833」と、21.5型の「dynabook REGZA PC D813/713」で、価格は全てオープンプライス。店頭予想価格は14万円前後～23万円前後。

　上位モデルのD833は、REGZA用に開発された3波チューナを搭載し、あらかじめ「今スグTV」のクイックスタート機能を設定しておく事で、リモコンの「TV電源」を押すだけで、約1秒でテレビ画面が表示されるクイックスタート機能を装備。ただし、この機能を利用する際は、約9.3Wの待機電力がかかる。

　それ以外の「今スグTV」機能を搭載していない機種では、TV電源ボタンを押すと、Windowsが起動し、その後視聴ソフト「dynabook TV Center」が起動。Windwos上でテレビを見る形になる。

　画質面でも、REGZAの色に合わせたチューニングを施しているほか、ユーザーの好みで調整できる映像設定機能(映像メニュー/映像調整/画面調整/ノイズリダクション)も備えている。

D813のプレシャスブラック

　テレビを視聴する「dynabook TV Center」のEPGには、REGZA番組表を採用。レグザマイスターによる色調整が行なわれたEPGで、7局の情報を一覧表示。録画は最大20倍の長時間録画ができ、複数チューナのD833、D813、D713/T7Jでは、W録にも対応。メイン画面とサブ画面で違う番組を表示する「W視聴」も可能。スマートフォンやPCを使い、屋外からの遠隔録画予約、DLNAサーバー機能を使ったLAN内録画番組配信、不要なチャプタをスキップするなどの編集機能も備えている。

　レグザリンクシェアにも対応。REGZAやREGZAブルーレイ、REGZAサーバーで録画した番組をPCから再生する「RZプレーヤーexpress」、放送中の番組を転送してPCで表示する「RZライブexpress」などが利用できる。

　ディスプレイは全モデル1,920×1,080ドットのフルHD。D833とD813はタッチパネル対応で、指紋が拭き取りやすい耐指紋コーティングも施している。また、Webカメラを備え、ユーザーのハンドジェスチャを解析し、画面に向かって手を動かすだけでWindows 8のタイル操作や画面のスクロールなどをする事もできる。

　筐体をスリム、かつコンパクトにしたのも特徴。23型では、従来モデルから体積を約76%に、21.5型では約91%にコンパクト化している。外形寸法は、D833が約552×170×391mm(幅×奥行き×高さ)、D813/D713が約516×170×365mm(同/最小傾斜時)。

D833の側面と背面。従来モデルから体積を約76%にコンパクト化した

　D713/T3JW/T3JBはDVDスーパーマルチドライブ、それ以外のモデルはBDXL対応のBDドライブを搭載。BDプレーヤーソフトもプリインストール。全モデルにインストールされている映像再生ソフト「TOSHIBA Media Player by sMedio TrueLink+」には、超解像技術のレゾリューションプラスを搭載する。

　スマートフォンやタブレット向け連携機能として、LAN内や屋外からもPCに保存した写真が閲覧できる「AirGet」や、スマホ/タブレットで撮影した写真や動画、音楽をPCに集約し、撮影に使ったデバイス以外にも同期・共有できる「MediaSync」などの機能も備えている。

　CPUは、D833/D813、D713/T7JW/T7JBがCore i7 3630QM(2.4GHz)、メモリは8GBで、HDDはD833が3TB、D813とD713/T7JW/T7JBが2TB。D713/T3JW/T3JBは、Celeron 1000M 1.8GHzで、メモリは4GB。HDD容量は1TB。

D713のリュクスホワイト

付属のリモコン