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izo、USB DAC/ヘッドフォンアンプ+電源のカスタマイズ版

PCM1792/MUSES01採用、約17万円の「iHA-21EX-z」

iHA-21EX-z。上がアンプ部、下が電源部

 izoは、USB DAC/DDC搭載ヘッドフォンアンプに専用電源を加えたセットのプレミアムモデル「iHA-21EX-z」を、6月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は169,800円前後。

 USB DAC/DDC、ヘッドフォンアンプ、プリアンプの機能を備えた「iHA-21EX-2013」と専用電源ユニット「iPSU-1-2013」のセットモデル「iHA-21EX-PSU-2013」(2012年12月発売/実売129,800円前後)をベースに、izoとzionoteの共同でカスタマイズを行なった製品。

 既存モデルからの変更点として、DAC部にOS-CONの超低ESR大容量品を採用。DACチップはPCM1792(既存モデルはPCM1795)とし、アンプ部の電解コンデンサにはオーディオグレードのELNA RBDを使用。増幅段のオペアンプはOPA627BM、電源部の電解コンデンサはパナソニック製。アナログ出力部のオペアンプには、新日本無線のMUSES01を使用している。

 本体の表面はブラックカラーのレザースキン仕様。また、Limited Editionのメタルシールも装着している。専用電源ユニットの「iPSU-1-2013」が付属する。

 上記以外の基本仕様は従来モデルと共通。USB Audio Class 2.0によるアシンクロナス伝送に対応し、PCと接続して最高24bit/192kHzでのハイレゾ音源再生が可能。USBコントローラのクロックは高精度な44.1kHz系と48kHz系を個別搭載する。ドライバはDirect SoundやWASAPIに加え、ASIO 2.1にも対応。対応OSはWindows XP/Vista/7で、Vista/7は32bit/64bit両対応。Mac OS X 10.6以降でも利用できる。

 USBに加え、光デジタルと同軸デジタル入力も各1系統装備。同軸デジタル出力も1系統備え、USB DDCとして使用できる。RCAのアナログ音声入出力も各1系統装備。ヘッドフォン出力は標準ジャック1系統。ポップノイズを抑える「ZERO POP II」回路も備える。アンプ部の外形寸法は147×180×43mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1kg。

アンプ部の本体内部
DACチップはPCM1792に変更
背面

(中林暁)