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シャープ、スカパー! 用BDレコーダ「BD-SP1000」

ネット/スマホ連携を強化。実売9万円

AQUOSブルーレイ BD-SP1000

 シャープは、スカパー! プレミアムサービスチューナを搭載したBlu-rayレコーダ「AQUOSブルーレイ BD-SP1000」を6月29日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9万円前後。

 「BD-SP1000」はスカパー! 用モデルとして展開。地上/BS/110度CSデジタルチューナを2基搭載するほか、スカパー! プレミアムサービス(旧スカパー! HD)チューナを1基搭載し、スカパー! プレミアムを含む3番組の同時録画に対応する。

 従来も、AQUOSブルーレイのスカパー! プレミアムサービス対応製品として、「BD-W1100/W510(2012年3月発売)」などを展開していたが、実際の利用者のスカパー! 成約率(購入者のスカパー! プレミアムサービス利用率)は高くなかったという。新モデルでは、型番を通常のAQUOSブルーレイとは別系統とし、デザインも専用のものを採用して、スカパー! 用モデルであることを強調。販売面でもスカパーJSATと協力して展開し、スカパー!の成約率向上を狙う。

 スカパー! プレミアムサービスチューナを内蔵しているため、外部チューナを使わずに、地デジやBS、110度CSデジタルと同様の操作画面からスカパー! プレミアムの録画が行なえる点が最大の特徴。

 HDD容量は1TBで、別売のUSB HDDへの録画にも対応。MPEG-4 AVC/H.264トランスコードによる録画にも対応し、最高12倍の長時間録画が可能。長時間録画モードで録画した番組をBD-R/REの容量ぴったりにダビングする機能や、HDD内のレート変換ダビングなどに対応する。スカパー! プレミアムサービス(MPEG-4 AVC)で録画した番組もレート変換録画/ダビングが行なえる。BDビデオやBlu-ray 3Dの再生も可能。

前面にCASカードなどを装備
BD-SP1000

 従来モデルからの強化点は検索性や、IEEE 802.11b/g/n無線LAN内蔵によるネットワーク連携強化。

 録画リスト表示画面や録画番組再生中に、リモコンの「(ポップアップ)メニュー」ボタンを押すことで、録画番組のシーンを一定時間ごとに子画面表示できる「見どころポップアップサーチ」を搭載している。新たに「ゆっくり再生」や再生中の番組消去にも対応した。

見どころポップアップサーチ

 番組表はGガイドで、1チャンネル番組表やジャンル別カラー表示、ワンボタン予約などに対応。検索機能も強化しているほか、音声ガイド付きの簡単メニューを搭載する。

【従来モデルからの強化点】
BD-SP1000
(新モデル)
BD-W1100
見どころ
ポップアップサーチ
-
スマホ連携リモート予約-
Wi-Fiダビング-
ボイスリモコン-
番組表Gガイド-
ジャンル別
カラー表示
-
1チャンネル番組表-
ワンボタン予約-
見つかる
番組検索
-
音声ガイド付き
かんたんメニュー
-
ゆっくり再生-
外付けHDD
(内蔵HDD
USB HDD)

(内蔵HDD)
リモコンの
他社TV操作
-
再生中の番組消去-

 ネットワーク連携ではスマートフォンとの連携を強化。Androidアプリ「AQUOSリモート予約」を使って、外出先からの番組検索や録画予約に対応。タレントの出演情報などの情報検索にも対応する。アプリはAndroid 2.2以降とiOS 5.1以降に対応する。

AQUOSリモート予約で番組検索
おすすめ番組画面
お気に入り画面

 また、録画番組をハイビジョン画質のまま無線LAN経由でスマートフォンにダビングできる「スマートフォンWi-Fiダビング」に対応。対応機種はドコモ「SH-09D」、「SH-02E」、ソフトバンクモバイル「AQUOS PHONE Xx 106SH」、au「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」など。

 DLNA/DTCP-IPサーバー機能の「ホームネットワーク」も強化。内蔵HDDだけでなく、USB HDDに録画した番組のホームネットワーク内配信に対応した。

背面
リモコン

 出力端子はHDMI×1、D3出力×1、コンポジット出力×1、光デジタル音声出力×1、USB×2(データ用×1、外付けHDD用×1)などを装備する。消費電力は約32W(待機時0.33W)。年間消費電力量は約37.1kWh/年。外形寸法は430×236×58mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.5kg。

(臼田勤哉)