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オリンパス、実売6,500円のMP3/WMA対応ICレコーダ

大型モニタ/ボタン搭載のエントリー機も

 オリンパスは、ICレコーダ「Voice-Trek」(ボイストレック)シリーズより、ビジネス向けモデル「VN-703PC」と、大型ボタンを備えた「DP-301」の2モデルを6月14日に発売する。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は「VN-703PC」が6,500円前後、「DP-301」が7,000円前後。

VN-703PC

VN-703PC

 ビジネス向けの機能を備えたエントリーモデル。本体上部にモノラル指向性マイクを搭載。「商談」や「会議」などの4つのシーンより、状況に応じてマイクの特性などを自動調整する「シーンセレクト機能」を搭載する。背面にはスタンドを備え、設置面からの雑音の取り込みを低減。また、音声に反応して録音の開始/停止を行なうVCVA機能や、録音時のローカットフィルタ機能なども備える。記録方式はモノラルでMP3(48/128/192kbps)とWMA(5/16/32kbps)に対応。

 保存した音声ファイルは自動で日付管理され、専用ボタンからカレンダー表示を呼び出して検索可能。雑音を抑えてクリアに再生するノイズキャンセル機能や、再生スピード変更機能(早聞き1.1~2倍速の0.1段刻み、遅聞き0.5~0.9倍速の0.1段刻み)も備える。

 表示文字サイズを2段階から選択でき、漢字表示も行なえる液晶モニタを搭載。4GBのメモリを内蔵し、長時間モード(WMA 5kbps)で約1,626時間の録音が可能。32GBまで使用できるmicroSD/SDHCカードスロットも備える。電源には単4電池×2を使用し、単4アルカリ電池使用時に最長約72時間の録音が可能。最大250mW出力のスピーカーを搭載し、イヤフォン出力とマイク入力端子も備える。ミニUSB端子を備え、付属のUSBケーブルを使用してパソコンと接続することも可能。外形寸法は108×39×16.8mm(縦×横×厚さ)、重量は71g(電池を含む)。

上部にマイクとイヤフォン出力/マイク入力端子
背面にスタンドを搭載

DP-301

 使いやすさを重視したエントリーモデル。「録音」、「再生」、「停止」などの操作ボタンが前面に配置され、形と色で区別されているため、ICレコーダに慣れていない人でも操作しやすいという。カラーはホワイト/ブラック/レッドの3色。

DP-301 ホワイト
ブラック
レッド
モードダイヤルを搭載

 本体右側にはモードダイヤルを備え、「会話の録音」や「歌の録音」など録音状況に合わせた設定を選択可能。背面には設置面の雑音を抑えるスタンドを搭載。記録方式はモノラルのMP3(24/64kbps)。録音したファイルは自動的に日付管理され、日付からファイルの検索ができる。雑音を抑えて再生するノイズキャンセル機能や、再生スピード変更機能(早聞き1.2/1.5/2倍速、遅聞き0.5/0.75倍速)も備える。

 本体には最大200mW出力のスピーカーを備えるほか、イヤフォン出力とマイク入力も搭載し、別売のテレフォンピックアップ(TP8)を使用することで、電話内容の録音も可能。2GBの内蔵メモリに最長166時間の録音が可能(MP3 24kbps選択時)、32GBまで使用可能なSD/SDHCカードスロットも備える。電源には単4電池×2を使用し、単4アルカリ電池使用時に最長約81時間の録音が可能。外形寸法は105.5×53×19.7mm(縦×横×厚さ)、重量は96g(電池を含む)。

(一條徹)