ニュース
マランツ、24bit/192kHzデジタル入力搭載プリメイン
63,000円の「PM6005」。新CDプレーヤー「CD6005」も
（2013/8/2 10:00）
マランツは、24bit/192kHz対応の同軸/光デジタル入力を装備したプリメインアンプ「PM6005」と、CDプレーヤー「CD6005」を9月下旬より発売する。価格はPM6005が63,000円、CD6005が50,400円。
同社のエントリークラスとなる、6000シリーズのプリメインアンプとCDプレーヤー。カラーはシルバー・ゴールド。
24bit/192kHzデジタル入力対応「PM6005」
定格出力45W×2ch(8Ω)、最大出力60W×2ch(4Ω)のプリメインアンプ。特徴は、光デジタル音声入力と同軸デジタル音声入力を各1系統装備し、ネットワークプレーヤーやPCなどからのハイレゾ音源のデジタル入力に対応したこと。DACはCD6005と共通のシーラス・ロジック「CS4398」を搭載する。デジタル入力回路は専用シールドボックスに封入しているほか、デジタル入力を選択していない時に電源供給を停止することで、アナログ入力の音質への影響を排除している。
プリアンプとパワーアンプは、フルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路を採用。高速アンプモジュールの「HDAM-SA2+HDAM-SA3」も搭載している。シャーシはマランツ伝統の左右対称シンメトリカルレイアウトで、電源にはシールドケース封入の大型トロイダルトランスを、ブロックコンデンサは試聴と試作を繰り返した新開発のカスタム品を採用。ブリッジ回路は、ハイスピードなショットキーバリアダイオードを採用している。
入力端子はアナログ音声×4(RCA)、フォノ×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1。MMカートリッジ対応のフォノイコライザを備えており、レコードプレーヤーを接続可能。SN比はフォノ接続時83dB、ライン入力時103dB。出力端子はヘッドフォン×1、RECアウト×1。リモートコントロール端子(RC-5)も装備する。出力端子やスピーカーターミナルは金メッキ加工を施している。
消費電力は155W(待機時0.3W)。外形寸法は440×370×105mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.6kg。マランツCDプレーヤーの操作に対応し、ボタン数を減らした新デザインのリモコンが付属する。
音質をブラッシュアップした「CD6005」
iPhone/iPodデジタル接続対応のUSB端子を備えたCDプレーヤー。2011年モデルのCD6004をベースとしながら、新メカエンジンや新開発ブロックコンデンサ、電源レギュレータの刷新などで、音質を向上した。
音楽CDやCD-R/RWの再生のほか、前面にUSB端子を備え、iPhone/iPodからのデジタル入力に対応。内蔵DACのシーラス・ロジック「CS4398」を用いた高品位なDA変換に対応する。DACとクロック回路を近接させて配置することでクロック信号ラインを最短化したほか、DAC電源用のデカップリングコンデンサを大型化することで安定化した電源供給を可能としたという。
接続したiPhoneなどを直接操作するダイレクトモードと、CD6005のリモコンで操作するリモートモードを用意。リモートモードではCD6005ディスプレイにアーティスト名やアルバム名、曲名などが表示(英数字のみ)できる。接続したiPhoneなどの充電にも対応。USBメモリに保存された音楽ファイル(WAV/MP3/WMA/AAC)も再生できる。
高速アンプモジュールの「HDAM-SA2」を搭載。ハイスピードかつワイドレンジなサウンドを実現したという。また、新たに実在感の向上のため、内部の材質や端子素材を見直したカスタムブロックコンデンサを搭載したほか、ハイスピードなショットキーバリアダイオードも搭載し、安定したサウンドパフォーマンスを実現したという。
アナログ回路はシンメトリにレイアウト。グラウンドラインの最適化など行なうなど、チューニングを施している。また、純粋な音楽再生のためのAudio EXモードを装備。デジタル出力やFLディスプレイの動作を止めることで、ノイズを抑制するもので、デジタル出力のみを停止する「Audio EX1」と、デジタル出力とディスプレイ表示の双方を停止する「Audio EX2」の2種類が選択できる
音声出力端子は光/同軸デジタルと、アナログ(RCA)が各1系統。ヘッドフォン出力は前面に装備。同社アンプなどと連動操作できるマランツリモートバス(RC-5)も備えている。
周波数特性は2Hz～20kHz、ダイナミックレンジは100dB、SN比は110dB。消費電力は32W(待機時0.3W)。外形寸法は440×340×105mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.6kg。リモコンが付属する。