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ソニー、BD/SACD+無線リアスピーカーの5.1chシアター
間接照明やオールフロント設置の「BDV-N1WL」
(2013/8/8 13:10)
ソニーは、磁性流体ユニットやワイヤレスリアスピーカーを採用したBD内蔵オールインワンシアターシステム「BDV-N1WL」を8月31日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後。
Blu-rayプレーヤーやSACDプレーヤーやマルチチャンネルアンプを内蔵したメインユニットと、5.1chスピーカーをセットにしたシアターシステム。リアスピーカーはワイヤレス接続となっており、電源供給だけで利用でき、設置自由度を高めている。
メインユニットはスライドドア式のBD/DVD/CD/SACDプレーヤーと、ソニー独自のデジタルアンプ「S-Master」を搭載し、総合出力は800W。フロントが155W×2ch、センターが155W、リアが90W×2ch、サブウーファが155W。
フロントとリアスピーカーのユニットは共通で、20mmのソフトドームツィータと、80mmの磁性流体ユニット採用コーン型ウーファを搭載。センタースピーカーは、ツィータがフロント/リアと共通で、ウーファが60mm磁性流体ユニットとなる。磁性流体ユニットの採用により、ダンパーレス化を実現。音の歪みを抑えるとともに、音圧を向上したほか、ユニットの薄型化に寄与している。
リアスピーカーは2.4GHz帯の無線でワイヤレス化したレシーバー「サラウンドアンプ」と接続することで、フロント-リア間のケーブル接続を不要とし、ケーブルの煩わしさを排除して、設置性を向上した。
さらに、5chすべてをフロントに設置し、フロントサラウンド技術「S-FORCE PRO フロントサラウンド 3D」で迫力ある音場を楽しめる「オールフロントモード」も搭載している。
5.1ch設置とオールフロントは設定画面で選択できる。付属のマイクと自動音場補正技術「D.C.A.C DX」を利用したスピーカーリロケーションにより、スピーカーの距離や方向などを検出し、最適な音場に調節できる。
フロントスピーカーとリアスピーカーにはブルーLEDのイルミネーションも備えており、間接照明的な利用も可能という。
音質モードとして、オート、ミュージック、ゲーム、デジタルミュージック、3Dサラウンド、ナイト、サッカーなどを搭載。サッカーモードでは、解説者の声などセンター成分をキャンセルすることで、会場の音だけを楽しめる「ナレーションOFF」も選択できる。なお、サッカー以外の野球などのスポーツでも利用できるが、サッカーのスタジアムにあわせて効果を最適化しているため、サッカーでのナレーションOFF効果が一番高いとのこと。
メインユニットにHDMI入力×2と、HDMI出力×1、光デジタル音声入力×1、アナログ音声入力×1、USB入力×1を装備。BluetoothはAACコーデックをサポートする。NFCによるBluetoothのペアリングにも対応する。
USBやDLNAプレーヤー機能も搭載。Bluetooth、FM、Ethernetを搭載し、DLNAクライアントとしても利用できるほか、音楽配信「Music Unlimited」や「Video Unlimited」、YouTubeなどのネットワークサービスに対応する。MPEG-1/2やMPEG-4 AVC、VC-1、Xvid、AVCHDなどの動画や、MP3、WMA、AAC、WAV、FLACなどの再生に対応。ただし、FLACはUSBのみで、DLNA経由での再生はできない。
タブレットによるデバイスコントローラである「TV SideView」に対応。対応OSはAndroid 2.2以降とiOS 5.0以降。
メインユニットの消費電力は75W(待機時0.3W以下)。外形寸法は480×226×79mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.1kg。ワイヤレスリアを接続するサラウンドアンプ部は消費電力50wで、約206×236×60mm(同)/1.3kg。
フロントスピーカーは約100×54×435mm(同)/1.1kg、センタースピーカーは約365×75×75mm(同)/1.3kg、サラウンドスピーカーは、約100×54×435mm(同)/1.2kg。サブウーファは、180mmのコーン型ユニットを装備し、ケーブルで接続。外形寸法は280×280×400mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8kg。リモコンが付属する。