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欧Sony、小型化した4Kプロジェクタ「VPLーVW500ES」

10月発売。フルHD 3Dモデル「HW55ES」も

 欧州ソニーは4日、新4Kプロジェクタ「VPL-VW500ES」と、3D対応のフルHDプロジェクタ新モデル「VPL-HW55ES」を発表した。いずれも10月に発売予定だが、価格は発表されていない。

VPL-VW500ES

VPL-VW500ES

 4,096×2,160ドットの反射型液晶デバイスである4K SXRDを搭載したプロジェクタ。4Kテレビ(3,840×2,160ドット)の16:9ではなく、DCIの仕様に準拠したアスペクト比1.90:1となる。

 2012年発売の4Kプロジェクタ「VPL-VW1000ES(168万円)」に比べて大幅に小型化。新たにHDMI 2.0をサポートしたことで、4K/60pの映像信号入力に対応した。コントラスト比は20万:1、輝度は1,700ルーメン。「トリルミナスディスプレイ」による広色域表現にも対応する。

 リアリティクリエイションによる、HDやSD映像の高精細な4Kアップスケーリングに対応。BDビデオや3D映像も高精細に4K化して投射する。前面排気システムにより、部屋の後端に設置可能としたほか、光学2.06倍のズームレンズは、レンズシフト/ズームを電動制御できる。リモコンによる通信方式はRFを採用している。

VPL-HW55ES

 1,920×1,080ドットのフルHD SXRDプロジェクタで、2012年発売のVPL-HW50ESの後継機となる。輝度は1,700ルーメンで、ランプ冷却システムの改善で、ランプ寿命5,000時間を実現した。

VPL-HW55ES(ブラック)
VPL-HW55ES(ホワイト)

 HW50ESからの強化点は光学エンジン部で、アドバンスドアイリス3を搭載することで、ダイナミックコントラストを12万:1まで向上。画質モードとして、「ブライトシネマ」、「ブライトテレビ」を装備し、3D映像もより明るく視聴できる。IR(赤外線)方式の3Dトランスミッタを内蔵しているほか、RF(無線)方式の外付けトランスミッタにも対応する。

(臼田勤哉)