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米Sony、4K/60p対応の新4Kプロジェクタ「VPL-VW1100ES」

VPL-VW1100ES

 米Sony Electronicsは、新4Kプロジェクタ「VPL-VW1100ES」と、「VPL-VW600ES」を発表した。実売価格はVW1100ESが約28,000ドル、VW600ESが15,000ドル。

 VPL-VW1100ESは4,096×2,160ドットの新SXRDパネルを採用した4Kプロジェクタ。2011年発売のVPL-VW1000ESの後継モデルとなり、最新バージョンのHDMIを搭載し、4K/60p入力に対応する。ソニーの4Kコンテンツ再生対応のメディアプレーヤー「FMP-X1」でVideo Unlimited 4Kからダウンロードした4Kコンテンツを再生できる。

 ズームレンズは光学2.1倍の電動式。輝度は2,000ANSIルーメン、ダイナミックコントラスト100万:1。4Kマスターを高品位にBD化したSPEのBDディスク「Mastered in 4K」の最適な高画質化が行なえるとする。

 また、既存のVPL-VW1000ESユーザーに対し、4K/60pに対応可能にするプレミアムアクティベーションサービスを実施。4K/60p対応のほか、4Kメディアプレーヤー「FMP-X1」や、コントローラ用の「Xperia Z Tablet」をセットにしたものとなり、10月以降に詳細を案内する予定。

 VPL-VW600ESは、4,096×2,160ドットの4K SXRDプロジェクタで、11月より発売。輝度は1,700ルーメン、ダイナミックコントラストは20万:1。広色域のトリルミナスディスプレイに対応する。ズームレンズは光学2.06倍の電動式。3Dにも対応し、3Dメガネへの信号伝送はRF方式となる。また、4Kメディアプレーヤー「FMP-X1」と操作用のタブレット「Xperia Tablet Z」のセットも用意し、価格は約16,000ドル。

 また、フルHDの「VPL-HW55ES」も発表され、価格は約4,000ドル。2012年発売のVPL-HW50ESの後継機で、輝度は1,700ルーメン。ランプ冷却システムの改善で、ランプ寿命5,000時間を実現した。ダイナミックコントラストは12万:1。

VPL-VW600ES
VPL-HW55ES

(臼田勤哉)