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Dirac、PCオーディオ用の室内音響補正ソフト
8ch対応の「Dirac Live Room Correction Suite」
(2013/9/17 14:52)
スウェーデンのDirac Researchは、室内音響補正ソフト「Dirac Live Room Correction Suite」を発売した。同社サイトからダウンロード購入でき、価格はステレオ版が389ユーロ、マルチチャンネル対応のフルバージョンが650ユーロ。14日間試用できる体験版も用意する。対応OSはWindows Vista/7/8とMac OS X 10.6~10.8。
Diracは、音響補正や3D音響、アクティブノイズキャンセル技術などを主に開発/ライセンス提供しており、同社技術はBMW、 ベントレー、ロールスロイスなどのカーオーディオに採用されているほか、オリンパスのICレコーダ「PJ-35」や、ラディウスのイヤフォン向け音質補正アプリ「Ne AUDIO」などにも使用されている。
今回発売した「Dirac Live Room Correction Suite」は、パソコンを音源とするユーザーに特化した室内音響補正ソフト。同社直販サイトで販売している測定用マイクでリスニングルームの複数のポイントでインパルス特性や周波数特性などの測定を行ない、自動でオーディオシステムを室内音響環境に最適化。音楽制作者の意図通りの再生を可能にするという。音源となるパソコンの計算処理能力を活用し、高音質再生と上級ユーザー向けの柔軟性を考慮した設計としている。
対応サンプリングレートは最高96kHz。フル版は8chまで対応する。ステレオ版は1台、フル版は2台までのパソコンで使用可能。両バージョンとも椅子やソファをリスニングポイントとして測定できるほか、フル版はホールの客席などにも対応するという。