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JVC、Wi-Fi/BT/DLNA/AirPlay対応の4chスピーカ-

CDやラジオも搭載したBluetooth対応木製コンポも

ワイヤレススピーカー「SP-AP1」

 JVCケンウッドは、JVCブランドのワイヤレススピーカーと、Bluetooth対応コンポの2モデルを発売する。ワイヤレススピーカー「SP-AP1」は12月上旬発売でオープンプライス、店頭予想価格は7万円前後。コンポの「NX-W5」は11月上旬発売で、価格はオープン、店頭予想価格は35,000円前後。

 カラーは「SP-AP1」はブラック、「NX-W5」はダークウッドとナチュラルウッドの2色。

SP-AP1

 Bluetooth Ver.2.1+EDRと、IEEE 802.11b/gの無線LANに対応し、Bluetooth、DLNA 1.5、AirPlay経由での音楽再生が可能なスピーカー。無線LANのダイレクト接続にも対応し、ルータを使わずにスマートフォンやタブレットとダイレクトに連携できる。BluetoothのコーデックはSBC、AACに対応。プロファイルはA2DP、AVRCPをサポートする。

 DLNAでの対応フォーマットはリニアPCM/MP3/WMA/AAC。さらに、アナログ音声入力、光デジタル音声入力(96kHzまで対応)、USB端子も各1系統搭載。USBは給電用で、iPod/iPhone/iPadを充電する事ができる。

 一体型のスピーカーで、4隅に独立構造のスピーカーを四方に向けて搭載。ユニットは5cm径のフルレンジを採用している。さらに、13cm径サブウーファを底面に搭載。4.1ch構成となっており、それぞれのユニットは専用アンプでドライブ。最大出力は12W×4+60W。「ワンボックスボディながらL/Rセパレート型に近い豊かなステレオ音場を実現する」という。

 また、スピーカーの正面方向、左側、右側、それぞれ聴く位置に合わせて音場を変えることができる、新開発のリスニングポジションモードを搭載。センター/レフト/ライトから選べる。また、広いエリアに設置して複数人で楽しむ時に使うワイドモードも用意する。

 筐体には9mm厚のMDFを使い、剛性を高め、「クリアな中高域からキレのよい低域まで音楽をバランスよく再現する」とする。筐体はスクエアデザイン。ブラック光沢仕上げで、底面を照らすダウンライトも備えている。

 消費電力は50W、スタンバイ時の消費電力は0.5W以下、ネットワークスタンバイ時は6W以下。外形寸法は290×290×170mm(幅×奥行き×高さ)で、約5.4kg。リモコンを同梱する。

NX-W5

コンポの「NX-W5」

 Bluetooth、CDプレーヤー、FM/AMチューナ、iPhoneデジタル再生、USBメモリ再生、アンプ、スピーカーを一体化したコンポ。筐体にMDFウッドキャビネットと左右独立構造のエンクロージャーを採用しており、木製ならではの豊かで自然な響きを再現するという。

 BluetoothはVer.3.0に準拠。対応プロファイルはA2DP、AVRCP。AACコーデックに対応。対応スマートフォンなどと連携できる。CDプレーヤーはスロットインタイプで、天面に搭載。ステレオミニのアナログ音声入力、光デジタル入力も各1系統搭載する。

 また、USB端子も備え、USBメモリなどに保存したMP3/WMAファイルが再生可能。iPhone/iPodをデジタル接続し、音楽再生ができるほか、コンポ本体や付属リモコンからiPhone/iPodを操作する事もできる。

 スピーカーは7.5cm径ユニットを採用し、最大出力は20W×2ch(8Ω)のステレオ仕様。バッフル面には余分な共振を抑える木製補強材を採用し、ベース部にはメタルプレートを用いて低重心化を図っている。

 本体操作時の安定感を考慮し、操作部はベース面に配置。ダウンライトイルミネーション機構も備え、暗い場所でも操作できるという。さらに、背面の端子類も設置性を考慮したとする。

 スリープタイマーなオートパワーセーブなどの機能も搭載。サラウンドモードや重低音再生モードなども利用可能。消費電力は18W(動作時)、0.5W以下(電源待機時)。最大外形寸法は325×150×211mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約3.8kg。

(山崎健太郎)