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三洋とシャープが液晶技術の特許訴訟で和解。シャープが38億円支払い

 三洋電機とシャープは11日、三洋が提起していた液晶関連特許侵害の訴訟について和解。両社が液晶関連特許に関するライセンス契約を締結し、シャープが三洋へライセンスの対価として38億円を支払う事で合意した。

 これは、シャープが製造/販売するテレビや携帯電話用の液晶パネルや、液晶表示モジュールが、三洋が保有する液晶技術の特許を侵害しているとして、2011年1月27日に三洋が、侵害行為の差し止めと損害賠償支払いを求め、東京地方裁判所に提訴したもの。

 シャープは「今後本件訴訟を継続した場合に必要となる時間・費用などを総合的に勘案した結果、特許ライセンス契約を締結することにより本件訴訟を終結させることが最善の策であると判断した」とコメント。今年の12月20日までに三洋に38億円をライセンスの対価として支払う。

(山崎健太郎)