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パナソニックのハイレゾコンポ「SC-PMX9LTD」に黒御影石オーディオボードのセットモデル

 パナソニック コンシューマーマーケティングは、ハイレゾ対応のパナソニック ミニコンポ限定モデル「SC-PMX9LTD」に、特注黒御影石オーディオボードを同梱したオリジナルセット「SET-SC-PMX9LTD」を12月13日より直販サイト「パナセンス」で販売開始した。価格は99,800円。

SET-SC-PMX9LTD。黒御影石オーディオボードが付属する

 パナソニックが6月に発売したハイレゾ音源のUSB/ネットワーク再生対応コンポ「SC-PMX9」(実売6万円前後)がベースモデル。同社ではSC-PMX9をベースに高音質パーツ追加などで音質強化した限定版「SC-PMX9LTD」を12月13日より500台限定で発売するが、SET-SC-PMX9LTDはSC-PMX9LTDの各種パーツに加え、特注黒御影石オーディオボードを同梱するもの。

 SC-PMX9LTDと通常モデルSC-PMX9の違いは、LTDには4点の高音質パーツが付属すること。前面のUSB端子に装着することで本体内部の電源ノイズを低減して音質を向上する「USBパワーコンディショナー」、真鍮の切削加工によるインシュレータが付属。4芯の低インピーダンススピーカーケーブルを採用し、電源ケーブルもOFC電源ケーブルが付属する。また、ボディカラーもLTDではブラックとなる。

 SET-SC-PMX9LTDに付属する黒御影石オーディオボードには、高耐久性と低吸水率の黒御影石「山西黒」を採用。スピーカーと本体のサイズにあわせて三分割されている。周囲の生活振動やスピーカー自身がキャビネットに及ぼす振動をカットすることで、音の輪郭がくっきりし、ピュアな音場再生が可能という。また、静電気を帯電しにくいため、機器本来の性能を妨げないとしている。

 本体やスピーカーの基本仕様はSC-PMX9と共通。音楽CDやDLNAなどのネットワーク機能、Lightning端子、FM/AMチューナなどを搭載したメインユニットと、竹炭偏肉PPコーン採用のスピーカーから構成され、アンプは、雑音や歪みを抑えるため、ジッタを徹底的に抑えたという「LincsD-Amp」を採用。アンプ部の実用最大出力は60W×2ch。

 メインユニットには音楽CDと、ネットワークオーディオ機能、USB入力、Lightning端子、FM/AMチューナなどを統合。ネットワークオーディオは、DLNAとAirPlay、Bluetoothに対応し、家庭内のLAN HDD(NAS)やスマートフォン内の音源からの再生が可能で、DLNA利用時には最高24bit/192kHzのFLAC/WAVなどハイレゾ音源に対応する。スピーカーは竹炭偏肉PPコーン採用の14cmウーファと、1.9cmドーム型ツィータ、1.2cmピエゾ型スーパーツィータからなる3ウェイ3スピーカー。

(臼田勤哉)