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パナソニック、Technics技術搭載のハイレゾミニコンポ。約7.6万円
2021年6月22日 19:00
パナソニックは、テクニクスの高音質化技術を採用した“Tuned by Technics”仕様のミニコンポ「SC-PMX900」を7月30日に発売する。CDドライブやUSB DAC機能などを搭載するセンターユニットと、3ウェイステレオスピーカーのセット構成。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は76,000円前後。
同社CDミニコンポ「PMX」シリーズのハイグレードモデル。テクニクス製品に搭載しているデジタルアンプや電源回路を採用することで、広帯域のノイズ低減を実現、従来モデルよりも高い音質性能を実現した。さらに、音楽CDやラジオほか、USB DACやNAS、USBメモリ、ストリーミングサービスなど、様々な音楽コンテンツも楽しめる。
テクニクスの設計思想を取り入れた高音質化が最大の特徴。
テクニクス搭載のフルデジタルアンプ・JENO Engineを、PMXシリーズとして初採用。デジタル信号の揺らぎ(ジッター)を削減し、PWM変換誤差を最適化。これにより、自然でありながら、音の奥行きや豊かなニュアンスまでも感じることができる緻密な音を再現している。
さらに、テクニクスのフラッグシップモデル「ターンテーブルシステム SL-1000R」採用のノイズ抑制回路を応用し、フルデジタルアンプのコアとなるJENO Engineと、クロック用電源を低ノイズ化。従来機種(SC-PMX150)の電源と比較して、約10分の1(約-20dB)のノイズ低減を実現した。
44.1kHz/16bitのCD信号を、88.2kHz/32bitに拡張する「CDハイレゾ リ.マスター」を搭載。高精度のリ.マスター処理でハイレゾ信号に変換することで、CDの音楽をオリジナル音源に迫る自然な音質で楽しめるという。
PCとUSBケーブルで接続すると、ハイレゾを含むさまざまな音源を手軽に再生できるUSB DAC機能を搭載。NASに保存したハイレゾ音源のネットワーク経由での再生や、USBメモリーでの再生にも対応する。
USB接続、PC入力、NASのネットワーク経由でのDSD再生もサポート。100kHzを超える非常に広い再生帯域と、可聴帯域内での十分なダイナミックレンジを同時に確保し、ハイレゾ音源をより忠実に再生できるという。
AirPlay 2のネットワークオーディオに加え、Chromecast built-inに対応。多くの音楽ストリーミングサービスをサポートするほか、Spotify Connect、インターネットラジオも楽しめる。「OK Google」で操作可能なスマートスピーカーなどを使えば、音声だけで再生も行なえる。Bluetooth 4.2準拠で、AACとSBCコーデックをサポートしている。
センターユニット部にはアルミ製ボリュームノブ、スピーカー部には黒光沢仕上げを採用し、高級感を演出。ボタンを英語表記にし、前面右下に「Tuned by Technics」のロゴを配置したことで、デザイン性を向上させているという。
音声入力端子は、光デジタル、アナログLR(RCA)、ステレオミニ(AUX)を各1系統搭載。テレビとステレオミニを接続すれば、テレビ電源と同時に自動で電源が入る「外部入力スタンバイ」機能を備える。
AM/FMチューナも搭載。ワイドFMにも対応する。アンプの最大出力は60W×2ch。スピーカーターミナルはネジ式。
スピーカーはバスレフ型で、3ウェイ3スピーカー仕様。14cm径ウーファー、1.9cm径ツイーター、1.2cm径のピエゾ型スーパーツイーター構成となっている。インピーダンスは3Ω。
外形寸法は、センターユニットが211×267×114mm(幅×奥行き×高さ)、スピーカーは161×264×238mm(同)。重量は、センターユニットが約2.9kg、スピーカーが約3kg(1本)。リモコンやスピーカーコード、アンテナなどが付属する。