ニュース

Astell&Kern、最上位ハイレゾプレーヤー「AK240」

DSDネイティブ再生。Wi-Fiでハイレゾストリーミング

AK240 256GB ガンメタル

 アユートは、iriver Astell&Kernブランドのハイレゾオーディオプレーヤーの新モデル「AK240 256GB ガンメタル」を発表した。米ラスベガスで現地時間の1月7日から開幕する「2014 International CES」で先行展示を実施。日本での発売日や価格は未定。

 静電容量タッチパネルを採用した、3.31型、480×800ドット有機ELディスプレイを採用。ハイレゾの大容量音源を持ち運ぶために、256GBの内蔵メモリを搭載しているほか、128GBまでをサポートするexFAT対応microSDXCカードスロットを1基搭載。合計384GBの大容量を実現している(システム領域含む)。なお、既発売のAK120は内蔵64GB+microSD 最大64GB×2で、合計192GB。

 また、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n、2.4GHz)も搭載しており、ハイレゾ音源配信サイトにプレーヤーからダイレクトにアクセスし、楽曲をダウンロードできる。さらに、ハイレゾ楽曲のストリーミング再生も可能という。

3.31型の有機ELディスプレイを採用
背面にはカーボンプレート
側面。AKシリーズのトレードマークとも言えるボリュームつまみは引き続き搭載
手に持って側面から見たところ
天面。バランス出力は2.5mmの4極端子(中央)
背面
前面と背面

 DACは、シーラス・ロジックのハイエンドDAC「CS4398」を、L/R独立で搭載したデュアルDAC仕様。出力は、ステレオミニのヘッドフォン出力、光デジタル出力、バランス出力を用意する。バランス出力は2.5mmのマイクロミニで4極になっており、ピンアサインは先端からR-/R+/L+/L-となる。

 出力レベルも強化。アンバランスが2.1Vrms×2、バランスが2.3Vrms×2(負荷無し)。出力インピーダンスは1Ω。なお、AK120の出力レベルは1.5Vrms×2(負荷無し)で、出力インピーダンスは3Ω。

 再生対応ファイル形式は、WAV、FLAC、WMA、MP3、OGG、APE、AAC、Apple Lossless、AIFF、DFF、DSF。PCMは32bit/192kHzまで対応。32bitはfloat/Integerに対応し、Integerは24bitにダウンコンバートしながらの再生となる。

 DSDファイルの再生にも対応。AK120は2.8MHzのファイルのみ対応で、再生時もPCMに変換しながらの再生だったが、AK240は5.6MHz(DSD128)のファイルも再生でき、さらにDSDのネイティブ再生もサポートしている。

 Bluetoothバージョン4.0にも対応し、プロファイルはA2DP/AVRCPをサポート。PC接続用のUSB microB端子も備え、充電とデータ転送が可能。USB DAC機能も搭載している。対応OSはWindows XP/Vista/7/8(32/64bit)、MAC OS X 10.6.5.以上。

 情報量の多いハイレゾ音源を再生するため、デュアルコアのプロセッサを採用。筐体は航空機と同等のグレードというジェラルミン削り出し。背面にはカーボンプレートを配し、軽量化と耐久性を追求している。外形寸法は107×66×17.5mm(縦×横×厚さ)。重量は185g。搭載バッテリは3,250mAhのリチウムポリマーバッテリ。

ホーム画面
楽曲配信サイト「groovers」(韓国で展開)からの楽曲購入画面
LAN内にあるサーバーにある音楽を再生している画面

(山崎健太郎)