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ローランド、ネット配信対応小型AVミキサーのHDMI対応モデル「VR-3EX」。約20万円

VR-3EX

 ローランドは、ビデオスイッチャー、オーディオミキサー、ビデオモニタ、コンバータ機能を1台にまとめ、ライブハウスや学校、ネットでのライブ配信などに利用できるコンパクトなHDMI対応AVミキサー「VR-3EX」を2月10日に発売する。価格は207,900円。

 2011年から発売している小型AVミキサー「VR-3」の機能・操作性を踏襲しながら、新たにHDMIに対応したモデル。

 ビデオカメラやBlu-rayプレーヤー、パソコンやタブレット、マイクやオーディオ・プレーヤーなど、様々な機器を接続。ビデオ/オーディオスイッチャーとしてそれらを切り替えながら出力し、学校行事や結婚式、ライブハウスでのイベントなどで活用できる。PCとUSBで接続し、専用ソフトウェア「Video Capture for VR」で映像/音声を録画する事も可能。ネットにアップロードしたり、編集できるほか、ライブ配信用ソフトと組み合わせれば、Ustreamやニコニコ生放送などでも使用できる。

 映像処理エンジンはフルデジタルの480p処理。HDMI/RGB・コンポーネント/コンポジットを最大9入力、出力は4系統装備。入力は1,920×1,200/60pまで対応する。モニタを搭載し、タッチ操作が可能。画面の表示は、「入力の4分割」、「出力映像」、「入出力の同時表示」が切り替えられ、外部モニタ出力も可能。子画面を入れるPinP、左右、上下に分割する「SPLIT」、4分割の「QUAD」といった、複数の映像を1つの画面にまとめる画面合成機能もワンタッチで操作できる。映像の切替時に、ミックスやワイプなどの効果も適用でき、ビデオエフェクトも備えている。

 映像入力はHDMI×4、コンポジット×4、アナログRGB(D-Sub 15ピン)×1を搭載。音声入力はXLR/TRSコンボジャック×4、RCA×2、ステレオミニ×2。ステレオマイクも搭載。MIDI端子、USB端子も装備する。出力は、映像がコンポジット×1、アナログRGB(D-Sub 15ピン)×1、HDMI×1、プレビュー用HDMI×1で、音声がRCA×1、AUXアウトも備えている。

 外形寸法は345×203×80mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.3kg。

背面端子。HDMIに対応した
側面

(山崎健太郎)