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ESS、スマホを高音質化するヘッドフォンアンプIC「SABRE9601」。MWCに出展

 ESS Technologyは19日(米国時間)、スマートフォンなどポータブル機器向けのヘッドフォンアンプチップ「SABRE9601」を発表。サンプル出荷は3月より開始する。スペイン・バルセロナで2月24日(現地時間)より開幕するイベント「Mobile World Congress 2014」(MWC2014)においてデモを行なう。

 「SABRE9601」は、ダイナミックレンジ122dB、高調波歪み+ノイズが-117dBという性能を持つヘッドフォンアンプチップ。同社の32bit DAC「SABRE-2Mシリーズ」との組み合わせにより、スマートフォンやタブレット、ポータブルオーディオ、ノートPCなどで高音質に再生できるという。内蔵のチャージポンプ回路により、単電源3.3Vの給電でグランド基準出力が可能。ポップノイズなどの原因となるカップリングコンデンサも不要としている。

 同社のマーケティング&ワールドワイドセールス担当バイスプレジデントを務めるRobert Wong氏は、「SABRE9601により、モバイル機器のヘッドフォン再生におけるオーディオ信号伝達のボトルネックを解消した。オーディオファンは“SABREサウンド”をヘッドフォンでも楽しめる」としている。

(中林暁)