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OPPO、BD-105DJPなどでFLACギャップレス再生やDLNA経由のDSD再生に対応

BDP-105DJP

 OPPO Digital Japanは27日、Blu-ray Discプレーヤー「BDP-105DJP」、「BDP-105JP」、「BDP-103DJP」、「BDP-103JP」、「BDP-105D」、「BDP-105」、「BDP-103D」、「BDP-103」の機能追加ファームウェアを提供開始し、FLACファイルのギャップレス再生や、DLNA経由での2.8MHz DSDに正式対応した。

 ネットワークプレーヤー機能やSACDの再生機能などを備えたBlu-rayプレーヤーで、FLACギャップレス再生などのほか、動画のアップスケーリング出力時にオリジナルのフレームレートを維持するモードなども追加。また、多くの不具合修正が行なわれた。

 アップデートの内容は以下のとおり。

機能追加の内容

  • ギャップレス再生時のパフォーマンスを改善し、FLACファイル再生時のギャップレス再生に対応
  • ギャップレス再生時に生じていたトラックタイトルが正常に取得されない、反応しなくなるなどの問題を解決
  • WAVファイルのギャップレス再生時にList情報がヘッダーに含まれていると、正常に再生されないことがある問題を解決
  • HDMI入力端子でのHDMIハンドシェイクのパフォーマンスを改善
  • Panasonic製4Kテレビの一部のモデルでHDMI 2.0入力端子にOPPO Digital社製品のHDMI出力を接続した場合、テレビ内蔵スピーカーから音が出なくなる問題を解決
  • McIntosh製AVアンプMX150/151(日本未発売)とHDMI1出力経由で接続した場合の互換性を向上
  • WEP方式の暗号化処理を施しているアクセスポイントにWi-Fi接続した場合に、接続が失敗することがある問題を解決。この問題はファームウェアバージョン67-1204から発生していた
  • DVD-Audioディスクを再生した場合に、トラックの先頭が途切れることがある問題を解決。この問題が発生していたディスクは"Queen: A Night At The Opera"、"Buena Vista Social Club"、"Beatles: Love"、"R.E.M.: New Adventures in Hi-Fi"
  • メタ情報が特殊な位置に埋め込まれているWAV/FLAC/AIFFファイルを再生した場合に、スキップされる、ノイズが発生する、プレーヤーがフリーズするといった問題を解決。本バージョンでは多くのメタ情報の対応状況について改善された
  • プレーヤーのHDMIオーディオ出力設定がビットストリームになっている場合で、Dolby TrueHD 5.1および7.1で収録されたオーディオトラックを再生した際に、音声信号が途切れることがある問題を解決
  • OS Xを搭載するMacとBDP-105を接続してデータ再生を行なった場合に、ヘッドホン出力を含むアナログ信号出力からノイズが発生することがある問題を解決
  • BDP-105がDSD再生モードになっている場合でSACDを再生した際、トラック切り替え時に曲の冒頭部分でヘッドホン出力を含むアナログ信号出力からノイズが発生することがある問題を解決
  • 480/24P、720/24Pでエンコードされた動画ファイルの再生時に、オリジナルのフレームレートを維持するモードを追加。これまでアップスケーリング処理をするとフレームレートが60Hzで固定されていたのが、例えば1080Pの出力に設定した場合には、720/23.976Pのコンテンツは1080/23.976Pに、720/24Pのコンテンツは1080/24Pで再生されるようになる
  • インスタントリプレイ機能が追加。リモコンの「AB REPLAY」ボタンを1秒以内に2度押すと、自動的にビデオが10秒分巻き戻って再生される
  • DLNA経由でのCUEファイルの読み込みと、DSD64フォーマット(2.8MHz DSD、DFFファイルおよびDSFファイル)の再生に正式対応。ただし、DLNAサーバー側が各ファイル形式をサポートしていることが必要
  • AVアンプのHDMI出力とプレーヤーのHDMI入力とを接続した状態でAVアンプのHDMI入力とプレーヤーのHDMI出力とを接続した場合に、HDMIハンドシェイクに失敗することがある問題を改善
  • プレーヤーのフロントパネルとTV画面表示にDSDファイル再生時用の表示が追加。DSD信号をHDMI経由で出力する場合にはフロントパネルの「SACD」アイコンが点灯し、TV画面表示ではトラックタイプに「DSD」と表示される。DSD信号をPCM信号に変換してHDMI経由で出力する場合には、フロントパネルの「SACD」および「PCM」アイコンが点灯し、TV画面表示ではトラックタイプに「DSD to PCM」と表示される
  • ディスク再生の全般的な互換性が向上

(臼田勤哉)