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OPPO、両眼立体情報を追加できるBD/SACD/ネットワークプレーヤー「BDP-103DJP」

BDP-103DJP

 OPPO Digital Japanは、Blu-ray/SACD/DVDオーディオ再生に対応し、ネットワークプレーヤー機能も備えた「BDP-103DJP」(BDP-103 Darbee Editon)を11月12日に発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は88,000円前後。初回出荷分は直販のみの限定数で販売する予定。

 また、発売中のプレーヤー「BDP-103JP」(オープンプライス/直販従来価格70,140円:送料込)の価格改定を12月1日に実施する。改定率は約5%。値上げの理由についてOPPOは、「為替レートの変動による原価上昇を吸収できるよう努力を続けて来たが、現在の出荷価格を維持することが困難な状況となった」と説明している。

BDP-103DJP(BDP-103 Darbee Editon)

 BDビデオ、Blu-ray 3D、DVD、SACD、DSDディスク、DVDオーディオ、CDなどの再生に加え、フルHD映像を3,840×2,160ドットの4Kにアップスケーリング出力でき、YouTubeなどのインターネット動画再生にも対応したプレーヤー。

 「BDP-103 Darbee Editon」と名付けられており、「Darbee Visual Presenceテクノロジー」を採用しているのが特徴。2D、3Dどちらの映像にも適用できる技術で、「実際の人間の見方を基にした両眼立体情報を付加する」というもの。これにより、「よりダイナミックで自然な奥行き感をクリアに表現。まるでヴェールを剥いだかのようで、映像表現において記念すべきブレークスルーを遂げた」という。なお、処理の強さはユーザーが調整できる。

 また、480i/480p/720p/1080i/1080p/4K映像を、3,840×2,160ドットの4K映像にアップスケーリング出力可能。DVDをHD画質に近付けるアップコンバージョン機能や、DVD/BDの2D映像を3Dに変換する機能も備えている。ディスプレイ側が対応している場合は、1080/24pでの出力も可能。DVDからオリジナルの24フレームプログレッシブデータを類推補間し、1080/24pで出力する事もできる。

 Blu-ray 3Dに加え、BD-LIVE(Profile 2.0)やBONUSVIEW(Profile 1.1)にも対応。SACDやDVDオーディオはマルチチャンネル再生もでき、SACD再生時にはHDMI端子からの出力を、DSDネイティブ/PCM変換出力から選択できる。接続するAVアンプが、HDMI経由のDSD入力に対応している場合、AVアンプ側でDSDの変換が可能になる。

 USBメモリやディスクに書き込んだDSDデータも再生可能。DSDIFF/DSF形式の2.8MHzデータまで再生できる。MP4、AVI、MKVフォーマットの動画、ハイレゾのWAV/FLAC再生にも対応する。

 ネットワークプレーヤー機能として、DLNAのDigital Media Player(DMP)と、Digital Media Renderer(DMR)に対応。PCやNASに保存したファイルを再生できる。SMB(Server Message Block)とCIFS(Common Internet File System)プロトコルもサポートする。Gracenoteのデータベースにアクセスし、CDやSACD、音楽ファイルに対して、アルバムアートやアーティスト、アルバム名やトラック名を表示できる。

 無線LAN接続用の純正アダプタを同梱。純正のリモートコントロールアプリ「Media Control HD 2」も提供予定。

背面。HDMI出力を2系統備えている

 HDMI 1.4a出力を2系統備え、映像と音声を分離して高品質な出力を行なう事も可能。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master AudioなどのHDオーディオのビットストリーム出力、リニアPCM変換出力も可能。アナログの7.1ch出力も備えている。

 さらに、前面にMHL対応のHDMI入力を装備。対応するAndroid端末などを接続し、端末の映像をテレビなどに表示できる。充電も可能。

 その他の出力端子は、同軸デジタル、光デジタルを各1系統装備。オンスクリーンメニューに日本語も用意され、初期設定は日本語となる。消費電力は35W(スタンバイ時は0.5W)。外形寸法は430×311×79mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.9kg。

(山崎健太郎)