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Rovi、DivXとMainConcept事業を売却。エンタメ検索に集中

 米Roviは31日(米国時間)、DivXとMainConceptのビジネスを売却すると発表した。売却先は、Parallax Capital PartnersとStepStone Groupで、現金および売却後のいくつかの目標達成による追加支払いを含め、7,500万ドル以上となる。売却は4月1日に完了予定。

 DivXは、コーデック技術やコンテンツ配信プラットフォームのブランドとして展開、MainConceptもエンコーダやデコーダなどのコーデック技術を有しており、開発会社などが動画作成/変換/再生アプリケーションの開発に利用できる「MainConcept HEVC SDK」などを提供していた。

 Roviは、DivXとMainConcept事業を売却することで、エンターテインメント検索技術/サービスなどのコア領域に集中する。RoviのThomas Carson CEOは、「我々は、エンタテインメント体験をよりエキサイトなものにし、よりパーソナライズし、収益化するための“発見”ソリューションを、サービスプロバイダらに提供する良いポジションに居る」とコメントし、売却を進める方針を示している。

(臼田勤哉)