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JDI、自動車インパネ用の12.3型異形状液晶を量産開始

六角形液晶でインテリアデザインの自由度向上

 ジャパンディスプレイ(JDI)は、自動車の美しいコクピットデザインを可能とするというインパネ(インストルメントパネル)用の12.3型異形状液晶モジュールの量産を4月より開始する。

 長方形の上部2つのコーナーを切り落とした六角形とし、従来より大きな表示画面を曲面的なインパネに適合可能とした車載用液晶モジュール。JDIでは、「長方形という液晶パネルの常識を覆し、自動車のインテリアデザインの自由度を格段に高めた」としている。

 画面サイズは12.3型で、解像度は1,440×540ドット、輝度は1,000cd/m2、重量は600g。JDIの強みであるIPS技術を採用し、高いコントラストを活かした黒を実現。また、輝度も高いため、昼間の運転時の視認性を向上させている。裏面にマグネシウムフレームを備えることで、従来品との比較で堅牢性や放熱性を高めたほか、軽量化も図っている。

(臼田勤哉)