ニュース
JBL人気サウンドバー「Bar 1000」と「Bar 800」が“MK2”に。肩がけできるパーティスピーカーも
2025年9月17日 17:53
ハーマンインターナショナルは17日、新製品をメディアなどに紹介するイベント「HARMAN ExPLORETOKYO 2025」を開催。サウンドバーの新製品として、クラウドファンディングを実施していた「JBL Bar 1300MK2」に加え、同じ“MK2”世代へ進化した「JBL Bar 1000MK2」と、「JBL Bar 800MK2」、さらにコンパクトな一体型サウンドバー「JBL SB580 All-in-One」も参考展示した。発売日や価格は未定。
さらに、パーティースピーカーなども参考展示しており、それら、スピーカー情報をまとめてお届けする。
サウンドバー
サウンドバーの左右に、取り外しできるワイヤレス・リアスピーカーがセットになったシリーズの特徴は踏襲。「JBL Bar 1000MK2」は7.1.4ch、「JBL Bar 800MK2」は7.1ch構成となる。
MK2世代に共通する特徴として、「MultiBeam 3.0」を搭載。MultiBeamは、サウンドをビーム状に放出し、壁などに反射させる事で、側面や背面からの音を再現する技術。実物のリアスピーカーなどを設置しなくても、ユーザーの正面に置いたサウンドバーだけで、よりリアルなサラウンド再生を可能とし、没入感を高められる。
従来モデルでもMultiBeamは搭載していたが、 MK2世代ではこれが「3.0」に進化。従来の2.0では、モデルを問わず、同じアルゴリズムを使っていたため、放射するビームの“幅”がやや広めに放出される傾向があった。
3.0では、搭載するモデルごとに、スピーカードライバーの並べ方と配置を最適化し、モデリング・シミュレーションした結果も組み合わせる事で、ビーム同士の重なり合いが減り、より狭いビームを放出できるようになった。これにより、それぞれのチャンネルの音がより明瞭に感じられるようになっている。
さらに、声の明瞭度を高める事で聞き取りやすくする「PURE VOICE 2.0」や、明瞭度を高める効果を、声以外にも拡げる「SMART DETAILS」も搭載する。
Bar 1000MK2とBar 800MK2は、サブウーファーもセットになっている。
「JBL SB580 All-in-One」は、コンパクトかつ、サウンドバーのみの製品。価格や発売日は未定だが、手に届いやすい価格を目指しているとのこと。コンパクトながら、Dolby Atmosにも対応するのが特徴。
パーティースピーカー
重低音を再生でき、屋外でも利用可能。ストリートダンスでも活躍するパーティースピーカーにも新モデルが登場。
参考展示された「JBL PartyBox720」は、大型筐体の上位モデル。取っ手やキャスターを備えているため、スーツケースのようにキャスターで移動もできる。
「JBL PartyBox On-the-Go 2」は、大容量バッテリーを搭載し、付属のストラップで肩がけしながら運搬もできるタイプのスピーカー。カラオケにも使用でき、マイクが2本標準で付属。マイクと音楽の音量バランスを、本体のツマミで調整できる。
さらに、このJBL PartyBox On-the-Go 2から、マイクを省いた「JBL PartyBox On-the-Go2 ES」というモデルも、今後発売予定だが、このモデルは直販サイトのみでの販売となる予定。
Summit Series
プレミアムなHi-Fiスピーカーにも、新モデルが登場。最高峰エベレストを囲むヒマラヤ山脈の峰々にインスピレーションを受けて名づけられた「Summit Series」だ。
先日、ブックシェルフの「Summit Ama(サミットアマ)」の日本展開が発表され、予価はスタンド付きで1台1,430,000円。2025年秋の発売を予定している。
会場にはこれに加え、今後展開が予定されているフロア型の「Summit Makalu(サミットマカルー)」、「Summit Pumori(サミットプモリ)」が参考展示された。
ハーマンインターナショナル ライフスタイルオーディオ事業部 マーケティング部の濱田直樹シニアマネージャーは、「我々はHi-Fiスピーカーを今でも作り続けており、生ける伝説でもある。だが、ここにこそJBLの魂がある」としてSummit Seriesを紹介した。
いずれも、JBLの開発拠点である米カリフォルニア州ノースリッジのAcousticCenter of Excellenceで設計、開発されたもので、シリーズ共通の特徴として、独自のD2ドライバーとHDIホーンの組み合わせに加え、新開発のユニット郡を採用。純度の高い音楽信号をユニットに届ける、独自のMultiCapクロスオーバーネットワークを搭載する。
筐体は柔らかな輪郭を持ちつつ、綿密なブレーシングも採用した堅牢設計。フロントバッフルはカーボンファイバーと一体化させた強固なものとなっている。底面にはJBLl IsoAcousticsアイソレーションフィートを組み込んでいる。