ニュース
Valerion、レインボーエフェクトを99.99%除去する4Kプロジェクタ「VisionMaster Max」
2025年9月17日 15:43
Valerionは、プロジェクターのフラッグシップモデル「VisionMaster Max」をIFA 2025にて発表。専⽤のワイヤレスサウンドスピーカーシステム「ThunderBeat 5.1.2」も合わせて発表した。VisionMaster Maxについて、日本では10月末頃の発売を予定しており、価格は719,800円。
VisionMaster Maxは、黒レベル表現とレインボーエフェクト除去テクノロジー、没入型ワイヤレスサラウンドサウンドが特徴の4Kホームシネマプロジェクター。
ネイティブコントラストは5,000:1、EBL(Enhanced Black Level)有効時は50,000:1に向上。フレームごとの奥行き、暗部のディティール、情緒的な没入感を大幅に強化した。独自のNoirScene Systemを搭載し、輝度シーンで入射光を精密制御する機械式アイリス、EBLアルゴリズム、迷光シールドを統合することで、暗部シーンにおいて明瞭さとドラマ性で描写した黒表現を体感できるとする。
機械式アイリスは動作中に値が変化するダイナミック・アイリスとは異なり、再生中は固定で、輝度安定性とキャリブレーションの容易性に優れているという。耐熱ブラック塗装を施したステンレス製ブレードにより迷光も低減する。
ネイティブコントラストを大きく底上げし、より深く自然な黒、豊かな階調、安定した輝度、⼀貫した色再現を実現したとしている。
Anti-RBEテクノロジーを搭載。高速なカラーシークエンスの融合により、人間の目にはシームレスで自然な像として知覚され、レインボーエフェクトを99.99%排除可能だという。明るさも3,500 ISOルーメンで、従来機「VisionMasterPro2」の3,000 ISOルーメンから向上。視認性とクリアネスを⼀段と高めたとする。
交換式ガラスレンズは、物理/デジタル双方のズームに対応し、幅広い空間にシームレスに対応。投写比0.9‒2.0:1の可変レンジにより、コンパクトな環境での短焦点から大空間の長焦点設置まで幅広くカバーする。
標準レンズは0.9‒1.5:1、オプションの補助レンズで1.5‒2.0:1へ拡張可能。特許取得のバヨネットマウントはオープンで柔軟な構造を採用し、主要ブランドのレンズとの互換性も確保している。
ギガビットイーサネットとWi-Fi6Eに対応し、シームレスな4Kストリーミングやオンラインゲームに対応。OSはGoogle TVを内蔵する。「MT9618」SoCを採用し、メモリは4GB、ストレージ容量は128GB。Google HomeやApple HOmeKit、Amazon Alexaなどのスマートホームコントロールにも対応する。
VisionMaster Max専用のワイヤレスDolby AtmosシステムのThunderBeat 5.1.2は、超低遅延で5.1.2chの360度サウンドステージを形成でき、シネマ級の音でホームシネマ体験ができるとしている。