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パイオニア、アルミ振動板で薄さ70mmの車載用パワードサブウーファなど4モデル

TS-W2020

 パイオニアは、カロッツェリアブランドのサブウーファ4モデルと、専用エンクロージャ3モデルを5月下旬に発売する。価格はパワードサブウーファ「TS-WX120A」が18,000円、サブウーファユニット「TS-W3020/W2520/W2020」が20,000~30,000円、サブウーファユニットの専用エンクロージャ「UD-SW300D/SW250D/SW200D」が8,000~12,000円。

パワードサブウーファ「TS-WX120A」

TS-WX120A

 TS-WX120Aは、自動車のシート下などに設置するアンプ内蔵のサブウーファ。厚さは従来モデル「TS-WX110A」より薄い70mmで、コンパクトカーなど幅広い車種で設置可能としている。

 新開発の「大型平面アルミニウム振動板」(20×13cm)を採用し、磁気回路を最適化することで、音の歪みを低減して、量感豊かな重低音再生を実現するという。また、低歪率と高出力を両立する「POWER MOS FET 150Wハイパワーアンプ」を搭載。カーオーディオのスピーカー出力や、RCA出力にも接続できる。

 再生周波数帯域は30Hz~160Hz。出力音圧レベルは98dB。最大消費電流は7A。ローパスフィルタは50Hz~125Hz。外形寸法は280×200×70mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.6kg。音質を調整できるケーブルリモコンが付属する。

サブウーファユニット & 専用エンクロージャ

TS-W3020

 サブウーファユニットは、口径30cmのTS-W3020、25cmのTS-W2520、20cmのTS-W2020の3モデルを用意。価格はW3020が30,000円、W2520が25,000円、W2020が20,000円。別売のパワーアンプと組み合わせることで、迫力のある重低音を再生する。いずれもマイカ(雲母岩石)含有樹脂を射出成形した「高剛性IMPPコーン」を採用し、歪みのない低音を再生する。また、コーン紙裏面には抄紙(すいた紙)を貼り合わせて適度な内部損失を獲得し、不要振動を排除してクリアな重低音再生を実現するという。

 コイルは高効率で低歪み駆動の「4層構造ロングボイスコイル」を採用。磁束分布を最適化し、振幅時の正確な駆動と高い放熱効果を実現する「プロジェクテッド・ベンテッド・ポールヨーク」や、音の立ち上がりを向上する「2層構造エッジ」、「ダブルダンパー構造」なども搭載する。

 TS-W3020/W2520は、一般的な同口径のサブウーファよりも振動面積の大きいオーバーサイズコーンを採用し、より力強い重低音を再生。TS-W2020は、エンクロージャを使わず、直接車のリアトレイなどへ取り付ける「フリーエリア取付」に対応する。


TS-W3020TS-W2520TS-W2020
口径30cm25cm20cm
最大入力1,500W1,200W600W
定格入力400W300W150W
再生周波数帯域20Hz~125Hz20Hz~125Hz20Hz~200Hz
出力音圧レベル93dB91dB86dB
インピーダンス2Ω DVC
外形寸法
(直径×厚さ)
349×104mm296×93mm227×80mm
取付寸法
(直径×厚さ)
298×86mm249×78mm179×67mm
重量5.92kg3.55kg2.38kg
UD-SW300D

 各サブウーファの専用エンクロージャとして、「UD-SW300D」(TS-W3020用)、「UD-SW250D」(TS-W2520用)、「UD-SW200D」(TS-W2020用)も用意。価格はSW300Dが12,000円、SW250Dが10,000円、SW200Dが8,000円。車内の天井や側面にも設置でき、トランクなどのスペースを有効に利用できるという。取り付けたサブウーファを下向きに設置し、低域の音圧を高める「ダウンファイヤリング方式」にも対応。この場合は、エンクロージャの上に物を置くこともできる。

 外形寸法/容積は、UD-SW300Dが522×352×163mm(幅×奥行き×高さ)/14.2L、SW250Dが474×304×150mm(同)/9.9L、SW200Dが300×235×140mm(同)/4.2L。

使用例(側面への設置)
使用例(ダウンファイヤリング方式)

(一條徹)