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Vienna Acoustics、エンクロージャが上下分離したフロア型スピーカー「LISZT」
(2014/5/30 09:55)
ナスペックは、オーストリアVienna Acoustics(ウィーンアコースティクス)のフロア型スピーカー「LISZT(リスト)」を6月1日に発売する。価格は100万円(1台)。カラーは、チェリー(CRY)、ローズウッド(ROW)、ピアノブラック(BLK)、ピアノホワイト(WHT)の4色で、いずれも受注生産となる。
17.8cm径のスパイダーコーンウーファ3基、15cm径スパイダーコーンミッドウーファ1基、3cm径シルクドームツイータ1基を搭載した、3ウェイ5スピーカーのフロア型。ミッドウーファとツイータは同軸ユニットとなっている。上部のエンクロージャは、下部とアルミ軸受け接続により完全に分離され、独立して方向調整が可能。コンディションに応じたルームチューニングができるとしている。
上部エンクロージャには、Scan-Speakと共同で開発したという最新の「フラットスパイダーコーンミッドウーファ」を搭載し、大型ネオジウムマグネットと50mmボイスコイルで駆動。その中心部にシルクドームツイータを置くことで、同軸上の方向性において位相・タイミングのずれと、クロスオーバー帯域の相互干渉を防ぐという。
下部のエンクロージャに備えるウーファ3基のうち、最上部の1基は内部でセパレートされ、背面のバスレフポートも分離。これにより相互の干渉を防ぎ、ネットワーク回路をシンプルに構成することが可能となったいう。
ミッドレンジやウーファコーンには、3種類のポリプロピレンが合成された「X3P」樹脂を使用。ミッドレンジには、さらにグラスファイバーを混合している。それらのコーンをクモの巣状のリブで補強する「スパイダーコーン」により、ダイナミックな低音を実現するとしている。
スピーカターミナルはシングルワイヤ。再生周波数帯域は26Hz~25kHzで、クロスオーバーは250Hz、2.6kHz。感度は91dB。インピーダンスは4Ω。推奨アンプ出力は50~400W。スパイクスタンドを含む外形寸法は、300×435×1,250mm(幅×奥行き×高さ)、重量は36.5kg。