ニュース
Vienna Acoustics、「Concert Grand」最上位スピーカー
ペア25万円の日本100セット限定ブックシェルフも
(2015/7/22 09:12)
ナスペックは、オーストリアVienna Acoustics(ウィーンアコースティクス)のフロア型スピーカー「Concert Grand(コンサートグランド)」シリーズの最上位モデル「Beethoven Concert Grand Sympony Edition」を7月25日に発売する。価格は1台60万円。
また、日本限定で100セットとなる、ブックシェルフ型スピーカーのウォルナットカラーモデル「Haydn Grand Limited Edition」も同日に発売する。価格はペアで25万円。
Beethoven Concert Grand Symphony Edition
ベートーヴェンの名を冠し、'13年に発売した3ウェイ5スピーカーのフロア型「Beethoven Concert Grand」をグレードアップした、コンサートグランドシリーズの新たな最上位モデル。カラーはRosewood(ROW)、Cherry(CRY)、PianoBlack(BLK)、PianoWhite(WHT)の4種類で、BLK/WHTは受注後に納期が必要となる。
3ウェイ5スピーカー構成で、ネオジウムマグネットを搭載した新型の2.8cm径シルクドーム型ツイータを採用。上位モデル「Liszt」の同軸ユニットのツイータをベースに開発。職人による手作業でコーティングし、微細なチューニングを施すために磁気回路の空隙には特別に開発された磁性流体を流入し、高域再生の改善を図っている。また、独自の高機能樹脂「X3P」を使用し、クモの巣状のリブで補強した17.8cm径の「スパイダーコーン」ウーファー×3や、15.2cm径のX3Pミッドウーファ×1を使用している。
クロスオーバーネットワークもリニューアルされ、オーディオグレードのコンデンサや、誤差1%以内の抵抗などをセレクト。誤差0.7%以内の高精度の空芯インダクタなど全体のパーツ精度向上により「前機種Beethoven Concert Grandが持っていた音楽性を失うことなく、さらなるスピード、ピュアリティ、及び豊かな低音を獲得した」という。ターミナルはシングルワイヤリングで、信号経路をシンプル化しているほか、カスタムメイドの高純度ゴールド/シルバーコーティングの端子を使用。スペード/バナナプラグに対応する。
周波数特性は28Hz~22kHz、クロスオーバー周波数は100Hz、2.6kHz。感度は91dB、インピーダンスは4Ω。推奨アンプ出力は50~300W。スパイクスタンドを含む外形寸法は300×400×1,140mm(幅×奥行き×高さ)、重量は32.5kg。
Haydn Grand Limited Edition
コンパクトなブックシェルフ型スピーカーとして'95年から展開している「Haydn」(ハイドン)の、日本限定100セットモデル。'13年に発売した「Haydn Grand Symphony Edition」のウォルナットカラーモデルで、Vienna Acoustics創設者であり、開発/設計総責任者のPeter Gansterer(ピーター・ガンシュテラー)氏の直筆サインと、1~100のシリアルナンバーも背面に記している。
さらに、入手困難という、ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス管弦楽団によるハイドン交響曲No.30、No53、No69を収めたCDも付属する。
Haydn Grand Limited Editionは、2ウェイのブックシェルフ型すぴ^既存モデル「Haydn Grand Symphony Edition」(ブラック)の仕上げを変更しただけでなく、ユニットやネットワークなどの細部まで、セレクトしたグレードのものを使用。
スキャンスピークと共同開発した、2.5cm径のシルクドームツイータを搭載。磁気回路部に磁性流体を流入したほか、マグネットには3層コーティングネオジウムを使用している。ウーファは、X3Pを用いた15.2cm径のスパイダーコーンを採用。ターミナルはシングルワイヤで、スペード/バナナプラグ対応。
周波数特性は40Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は2.8kHz、感度は88.5dB、インピーダンスは4Ω、推奨アンプ出力は50~180W。外形寸法は174×265×361mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.2kg。