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パイオニア、マグネシウム筐体のプレミアムUSBスピーカー
新フルレンジユニット採用で8万円。「DESK LIVE」第1弾
(2014/6/3 14:09)
パイオニアは、ニアフィールドでの高音質再生を謳うスピーカー新シリーズ「DESK LIVE」の第1弾としてプレミアムUSBスピーカー「ISS-C270A-S」を7月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8万円前後。初回生産分の限定500セットには、真鍮材削り出しの角度調整用スパイク型インシュレータが付属する。
デスクトップなど、スピーカーと耳との距離が近い「ニアフィールド」での小音量再生でも、高音質かつ臨場感ある再生を可能にするという新USBスピーカー。筐体とバスレフポートは、USBスピーカーとしては世界初というマグネシウム素材を採用。剛性が高く内部損失の大きいマグネシウムを採用することで、共振を抑制し、クリアな音を再現するという。スピーカー前面には12mm厚の純アルミ製バッフル板を使用し、音質向上ともに高級感を演出している。
USB入力は44.1kHz/16bitまでの対応で、ハイレゾはサポートしない。対応OSはWindows XP/Vista/7/8、Mac OS 9.1、OS X 10.1以降。
デジタル入力はUSBで、電源はバスパワーで動作。アンプ出力は非公開。アナログアンプICを左右チャンネルに独立して搭載することで、チャンネル間のノイズを排除し、明瞭な定位感を実現。また、2つの大容量電解コンデンサーとDC/DCコンバータ回路による電源ブロックにより、通常のUSBバスパワーでは補えない電力を確保し、瞬間的にパワーが必要な楽曲もクリアに再生するという。
ユニットは新開発の52mm径「広帯域フルレンジスピーカー」で、ニアフィールド利用に最適化して設計。軽量/高剛性の純アルミ製振動板と、パイオニアスピーカーのハイエンドモデルで採用している超高域再生技術「HSDOM」を組み合わせ、高域再生能力を拡張。さらに、金属振動板固有の音を抑え、伸びのある高音を実現したという。ダンパー部は独自開発の蝶ダンパーで、小口径ながら豊かな低域再生を可能にした。音の定位感を向上する「Dirac HD Sound」技術も搭載している。
外部アンプ接続可能なパッシブモードも装備し、パッシブスピーカーとして動作。手持ちのDACやアンプとも接続して音楽を楽しめる。また、サブウーファ出力端子(RCA)も備えている。
外形寸法は92×122×177mm(幅×奥行×高さ)、重量は約1.3kg(右)/約1.2kg(左)。着脱可能なアルミ製ボリュームコントローラが付属し、小音量再生時でも微妙な音量調整が可能。コントローラ部にヘッドフォン出力を備えている。ボリュームコントローラの外形寸法は56×56×37mm、重量は約140g。
左スピーカー用ケーブル(Yラグ付き、OFC 1.5m)×1と右スピーカー用ケーブル(Yラグ付き、OFC 3m)×2、USB 2.0ケーブル、すべり止めなどが付属する。