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サイバーリンク、定額制/クラウド対応の4Kビデオ編集ソフト「Director Suite Live」

Director Suite Liveのパッケージイメージ

 サイバーリンクは、クラウドストレージに対応したサブスクリプション(定額制)型のビデオ編集ソフト「Director Suite Live」を6月12日よりダウンロード限定で販売する。料金は、3カ月プランが4,980円、年間プラン(12カ月)が10,980円。契約期間中は、常に最新版のソフトが利用できるほか、10GBのクラウドストレージを無料で使用できる。対応OSはWindows XP/Vista/7/8/8.1。

 「Director Suite Live」は、4K映像やマルチカム編集に対応したビデオ編集ソフト「PowerDirector 12」や、カラーグレーディングソフト「ColorDirector 2」、音声編集「AudioDirector 5」、写真編集「PhotoDirector 2」を統合したソフト。発売中の「Director Suite 2」(26,980円)と同様の機能を利用できる。プランの契約中は、各ソフトの最新版を追加料金無しでダウンロード可能。パッケージ版の有料オプションとして販売されるボーナスエフェクトやテンプレートなども無料で使用できる。インストール台数は1契約につき1台まで。

 同社では、ウェディングなどで1回限りのビデオ制作を行なうライトユーザーや、常に最新のソフトを必要とするヘビーユーザーに向けて、Director Suite Liveを訴求していくとしている。なお、従来のパッケージソフトやダウンロードでの買い切り版の販売も継続する。

Director Suite Liveの概要
PowerDirectorなど4本の編集ソフトを利用可能
プランは3カ月と12カ月の2パターンを用意する

 契約期間中は、オンラインストレージの「サイバーリンククラウド」を10GBまで無料で利用可能。編集途中のファイルをクラウドに保存して、別のパソコンから編集を再開したり、自作のテンプレートをクラウドにバックアップできる。また、ホットキーやシステム設定をクラウドにバックアップすることで、別のパソコンで作業を行なう場合も、設定を引き継げる。

 このほか、画像/映像ファイルやテンプレートをクラウド上で家族/友人と共有可能。Webリンクを送付することで、クラウドサービスに加入していない人でもクラウド上のファイルを視聴できる。クラウドストレージの容量は、2014年4月より提供開始しているサブスクリプション型のメディア再生ソフト「PowerDVD Live」の契約で付与される10GB分と合算可能。また、20GB/50GB/100GBの容量を有料で追加することもできる。

編集したファイルをクラウドにバックアップ
テンプレートや設定も保存できる
PowerDirectorの編集画面
編集したファイルのクラウドへの保存やダウンロードが簡単に行なえる
ユーザーコミュニティ「directorZone」の概要

 世界で350万以上の会員が登録するクラウド上のユーザーコミュニティ「directorZone」にアクセスすることで、ユーザーがアップしたオリジナルのエフェクトや、サイバーリンクの作成したエフェクトなど、40万以上の無料エフェクトをダウンロード可能。また、ユーザーは自分で編集した動画のタイムラインを公開でき、他ユーザーの編集方法やエフェクトの使い方などを参照することもできる。

(一條徹)