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ソニー、「InfoComm 2014」に4Kを超える"Beyond 4K"展示
4Kプロジェクタ4台による8K×4K映像。4K超短焦点も
(2014/6/20 12:46)
ソニーは、6月18日~20日(現地時間)に米国ラスベガスで開催される業務用オーディオビジュアル機器の展示会「InfoComm(インフォコム)2014」に、4Kを軸にしたソリューションやレーザー光源の業務用プロジェクタなどを出展。「Beyond 4K」(4Kを超えた映像表現)の提案として、4Kプロジェクタ4台を用いた8K×4K映像のデモンストレーションを行なう。
教育現場における映像を利用した授業形式の増加や、商業施設での映像を活用したエンターテインメントの広がりを受け、ソニーが放送業務用事業で培ってきた映像制作の技術やノウハウと、プロジェクタなどの映像表示技術を組み合わせて映像ソリューションとして提案する。
4K関連のソリューションでは、「Beyond 4K」として、8Kイメージセンサー搭載CineAlta 4Kカメラ「F65」で生成した8K×4K映像を、4K SXRDプロジェクタ「SRX-T615」4台で投写。プロジェクタ画面のつなぎ目は独自のエッジブレンディング技術を用いてなめらかにし、大画面で迫力の8K×4K映像を実現する。テーマパークや商業施設向けの映像演出として提案するとしている。
設置型業務用プロジェクタ分野では、4K SXRD超短焦点レーザー光源プロジェクタや3LCDレーザー光源プロジェクタなどの新製品を発表する。業務用4K SXRD超短焦点レーザー光源プロジェクタ「VPL-GTZ1」は、独自の4K SXRDパネルとレーザー光源を搭載し、4K映像をスクリーン前0~17cmの距離から投写可能。最大約147インチの画面に4K映像を投写でき、様々な場所で高精細な4K映像投写を可能にするという。
4K SXRDプロジェクタの最上位モデル「SRX-T423」は、最大30,000ルーメン(High Brightness Mode使用時)の高輝度を実現。引き締まった黒や鮮やかな色彩の4K映像を投写可能で、テーマパークや美術館、ホテルのロビーなどでの大画面映像演出に向けて提案するとしている。レーザー光源を搭載した液晶プロジェクタとして業界最高輝度の7,000ルーメンを実現する3LCDレーザー光源プロジェクタ「VPL-FHZ700L」も発表した。