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フルテック、電源/インレットプラグを改良した電源ケーブル2種。ノイズフィルタも
(2014/6/30 13:41)
フルテックは、電源プラグとインレットプラグを改良したオーディオ機器向けの電源ケーブル2種類を6月27日に発売した。価格は「Absolute Power-15 Plus」が22,000円。「G-314Ag 15 Plus」が12,000円。長さは各1.5m。
また、電源ケーブルとオーディオ機器などの間に挿入し、ノイズ成分を除去するインラインフィルタ「Flow-15 Plus」も同日に発売。価格は19,000円。
新製品の発売に合わせ、Absolute Power-15 Plusなどの対象製品を購入するともれなくQUOカード500円分が当たるキャンペーンも実施する。期間は6月27日~9月30日購入分までで、応募締め切りは10月8日まで。応募方法などの詳細はサイトで公開している。
電源ケーブル「Absolute Power-15 Plus」、「G-314Ag 15 Plus」
いずれも電源プラグ/インレットプラグに、同社の新型プラグ「FI-15M Plus(R)」と「FI-15 Plus(R)」を採用。導体は、Absolute Power-15 Plusがα-OCC導体、G-314Ag 15 Plusが銀コーティングμ-OFC導体を採用している。絶縁材には特殊なポリエチレンを使用し、耐電圧/耐熱の向上と、振動の防止を実現するという。ケーブル長はどちらも1.5m。
電極部は純銅素材に、Absolute Power-15 Plusはロジウムメッキ、G-314Ag 15 Plusは金メッキ処理を施し、-196度の超低温処理と特殊電磁界処理を施している。不要な輻射ノイズを抑えるというアースジャンプ機能も搭載。ワイヤーの取り付けは、特殊な構造を採用し接触面積を増やすことで、よりパワフルで安定した電流伝送が可能という。
ボディにはナイロンとグラスファイバーを採用し剛性を強化。ケーブルクランプ部にはポリカーボネイトを採用し、制振効果を高めている。Absolute Power-15 Plusは外装をナイロン糸編組で仕上げている。外径はAbsolute Power-15 Plusが15.5mm、G-314Ag 15 Plusが12.9mm。
インラインフィルタ「Flow-15 Plus」
「Flow-15 Plus」は、AC電源のノイズ成分を除去するためのフィルタ内蔵型給電ユニット。電源ケーブルとACタップやオーディオ機器の間に挿入して、外部からのノイズ遮断や電源部から外部へのノイズの拡散を防ぐという。従来モデル「Flow-15」のインレットプラグを「FI-15E(G)」から「FI-15 Plus(G)」に変更している。
ケーブルは銀メッキのα-導体(銀メッキμ-OFC導体)を採用。絶縁材には振動や外部からのノイズを遮断するというカーボンパウダー混入のPVCを用いた2重シース構造。ケーブルの外装は柔軟性の高いPVCを使用。特殊な隔離構造を使用したケーブルと剛性の高いプラグにより、電源ケーブルを介して伝わる外部振動を遮断するという。
フィルタはインレットコネクタと一体化された直列コイルとコンデンサによるフィルタ回路で、1,000kHzで約8dB、500kHzで約14dBのノイズ成分を減衰させるとしている。電極は金メッキを施し、フィルタ内部には振動の影響を軽減するためのエポキシ材を充填。極太コイルによる低損失フィルタを装備し、スイッチングノイズなどの高周波を除去するという。
フィルタを包む筐体は制振性のある特殊樹脂を使用。ケーブルクランプ部にはステンレスを採用。筐体そのものもスタビライザー効果を発揮し、振動や電磁ノイズを除去するという。ケーブル外径は12.9mm。