5月のビデオソフト売上、嵐ライブDVD発売もヱヴァQの影響で前年比85.2%に。JVA発表

　日本映像ソフト協会(JVA)は1日、2014年5月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は、前年同月比85.2%の154億4,300万円、売上本数は同85.2%の479万8,000枚でマイナスとなった。JVAは要因について、「当月は『ARASHI アラフェス'13 NATIONAL STADIUM 2013』がリリースされ売上増が期待されたが、前年同月には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.』などの強力タイトルがリリースされており、前年同月の実績には及ばなかった」としている。

　2014年5月のBDビデオ全体の売上金額は前年同月比77.3%の49億6,500万円で、数量は同69.7%の103万2,000枚。ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は32.2%で、数量の構成比は21.5%。

　BDビデオの内訳は、販売用の売上額が前年同月比77.2%の47億円、数量は同68.4%の94万3,000枚。BDの販売用は、前年同月リリースの「ヱヴァQ」の影響が大きく、売上・数量とも落ち込んだ。レンタル店用は売上額が同80.2%の2億6,300万円、数量が同88.7%の8万8,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比89.6%の104億7,800万円。数量は同90.7%の376万6,000枚。DVDビデオの内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比97.9%の64億8,900万円、数量は同94.6%の206万4,000枚となった。DVDの販売用は、嵐のライブDVDが売上に貢献したため、BDと比べると落ち込みは少なかった。レンタル店用は売上額が同78.6%の39億3,700万円、数量は同85.6%の166万8,000枚。

　2014年5月度の新作BDビデオは販売用が前年同月比114.6%の204タイトル、レンタルは同100%の26タイトル。新作DVDは販売用が同91.2%の340タイトル、レンタルは同111.4%の549タイトルとなっている。