QNAP、デュアルコアCPU搭載/DSD DLNA配信対応のハイエンドNAS。静音/HDMI装備

　テックウインドは、QNAP製のNAS「Turbo NAS」シリーズのホーム/SOHOユーザー向け新製品として、デュアルコアCPU搭載のハイエンドモデル5機種を7月9日より発売した。価格はオープンプライス。横置き/ファンレス設計でHDDを2台搭載可能な「HS-251」の店頭予想価格は89,800円前後。それ以外の4モデルはファン内蔵のタワー型で、店頭予想価格は79,800円～158,000円前後。

横置きのHS-251

　いずれもIntel CeleronのデュアルコアCPU(2.4GHz)を搭載。NASに保存された動画データのトランスコードや、HDMI経由での動画/音楽再生などのエンターテインメントをより快適に楽しめるとしている。

　「File Station」機能により動画をモバイル端末向けフォーマットにトランスコードしておくことで、外出先からでもNASの動画を再生するといったことが可能。DSDやPCMなどのハイレゾ音源をサポートしたDLNAサーバー機能も備える。

HS-251の背面

　さらに、HDMI出力も装備。内蔵のXBMCプレーヤーソフトでメディアプレーヤーとしても使用可能。CPUの強化により基本的なアクセス性能も向上しており、4K動画やハイレゾ音源などの大容量ファイルを快適に保存/共有できるという。

　インターネット経由でアクセスできる「MyQNAPcloud」サービスにも対応。ウィザードに従って設定するだけでユーザー専用のプライベートクラウドストレージとしてNASを利用可能。iOS/Android対応のQNAP純正専用アプリ「Qfile」が外出先からNASへアクセスできる。

　横置きの「HS-251」は、2.5または3.5型のシリアルATA HDDを2台搭載可能。RAID 0/1/JBOD/Singleに対応する。インターフェイスは2系統のGigabit Ethernet。HDMI出力を1系統備える。外形寸法は302×220×41.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.56kg。消費電力は、動作時が15.64W、スタンバイ時が8.96W。

タワー型の「TS-251」

TS-651

TS-851