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OPPO、11.2MHz DSD対応DAC「HA-1」のシルバーモデル

直販限定で16万円。バランス出力やプリアンプ利用も

 OPPO Digital Japanは、11.2MHz DSDや384kHz/32bit PCM対応のUSB DAC/ヘッドフォンアンプ「HA-1」のシルバーモデル(OPP-HA1JP-S)を発売する。同社オンラインショップ限定モデルとなり、出荷時期は8月下旬を予定。価格はオープンプライスだが、販売価格は16万円前後の見込み。

HA-1(シルバーモデル)

 HA-1は、OPPO Digital初のヘッドホンアンプ/USB DACとして、6月にブラックモデルを発売。ヘッドフォンアンプ/DACだけでなく、ステレオプリアンプ、iOSデバイスなどのモバイル機器用オーディオドック、apt-X対応Bluetoothオーディオトランスポートとしても利用できる。

HA-1の内部基板

 入力は、USB×2(PC用USB B×1、モバイルデバイス用USB A×1)と同軸デジタル、光デジタル、AES/EBU、アナログ音声(RCA)、バランス(XLR)、Bluetooth。ヘッドフォン出力は4pin XLRのバランスと、ステレオ標準ジャックのアンバランスを各1系統装備。アナログ音声出力としてバランス(XLR)とアンバランス(RCA)も装備し、ステレオプリアンプとしても動作する。

 DACは、ESS「ES9018」を搭載し、384kHzまでのPCMや11.2MHz DSDに対応(11.2MHz再生はASIOでのDSDネイティブ伝送に限定)。USBは最高384kHz/32bitと11.2MHz DSDまでし、光/同軸デジタルとAES/EBUでは192kHz/24bitまでの対応する。

 モバイル用USB端子はiPhoneとのデジタル接続に対応。BluetoothプロファイルはiAP、SPP、AVRCP、A2DPをサポート。コーデックはSBCとaptXに対応する。

 OPPO DigitalのBlu-rayプレーヤー「BDP-95」や「BDP-105」で実績のある回路設計を採用。ヘッドフォンアンプ部完全バランス/A級動作設計で、厳選されたマッチドペア部品によるディスクリート回路を構成。電源にはトロイダルコアトランスを使用している。

 アンプの最大出力は、XLR入出力時で2,400mW(600Ω)、3,000mW(32Ω)、RCA入力-標準ステレオ出力時で600mW(600Ω)、3,500mW(32Ω)。

 フロントパネルには4.3型液晶を装備。専用リモコンや、モバイル機器用Bluetoothリモコン・アプリからの操作にも対応する。電源はACアダプタで、消費電力は70W(待機時0.5W)。外形寸法は254×333×80mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.9kg。

背面

(臼田勤哉)