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パイオニア、ハウジングが90度回転、大音量下でもモニターできるDJヘッドフォン

 パイオニアは、DJ向けヘッドフォンとして、90度まで無断階に回転するスライダーアームを採用した「HDJ-C70」を10月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,200円前後。カラーはブラックのみ。

HDJ-C70

 DJプレイ時に、様々なモニタリングスタイルに対応できる事をテーマに開発されたヘッドフォン。ハウジングを支えるアーム部分が前後各90度まで無断階に回転し、首にかけながら片耳でモニタリングするといった使い方も可能。

 さらに、ヘッドバンド部に柔軟性のあるポリアミド樹脂を採用。ハウジングの外周にはグリップ性を高める凹凸付きラバーリングを備え、ハウジングを掴んで柔軟に曲げやすいようになっている。

 ポリアミド樹脂のヘッドバンドは耐久性も高く、破損した場合も、ヘッドバンド、イヤーパッド、ハウジング、ヘッドパッド、ケーブルなどの主要部品を別途購入し、交換できる。

ハウジングを支えるアーム部分が前後各90度まで無断階に回転する

 ハウジングは密閉型。内部にチャンバー(空気室)を設け、外部からの音の流入を防いで、遮音性を高め、DJブースの大音量下でも正確なモニタリングができるという。イヤーパッドはレザータイプで密着性を高めている。

 40mm径の新開発ユニットを採用。磁気回路に大型の希土類マグネットを採用して駆動力を高めているほか、DJのモニタリングに適したチューニングを施しており、ベースやキック音などの低音を力強く豊かに表現。素早い音の立ち上がりにもこだわったという。

 ユニット内部のポールピース部に銅キャップを装着することで、音の歪みを低減。ボーカルやスネア音などの中高音もクリアに再現。低音と中高音を明瞭に聞き分けられるため、DJミックスに必要な音を瞬時に把握できるとしている。

 ケーブルは着脱可能で、MMCX端子を採用。1.6mのストレートケーブルと、1mのカールケーブル(伸長時3m)を同梱。入力プラグはステレオミニで、標準プラグへの変換プラグも同梱。再生周波数帯域は7Hz~32kHz、インピーダンスは40Ω。出力音圧レベルは100dB。最大出力音圧レベルは120dB。最大入力は2,000mW。ケーブルを除いた重量は195g。

Pioneer HDJ-C70 Official Introduction

(山崎健太郎)