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Apple、腕時計型デバイス「Apple Watch」を'15年初頭に発売。竜頭で操作。349ドルから
（2014/9/10 04:54）
米Appleは現地時間の9日、腕時計型のデバイス「Apple Watch」を発表した。2015年の初頭に発売予定で、価格は349ドルから。デザインや付属するバンドの違いにより、3種類を用意。筐体がステンレス/ブラックのステンレスで、スタイリッシュなバンドが付属する「Apple Watch」、筐体がシルバー/スペースグレイのアルミで強化ガラスを採用した「Apple Watch SPORT」、筐体がイエロー/ローズの18金ゴールドでサファイアクリスタルも採用した「Apple Watch EDITION」。
いずれもiPhoneと連携して使う事ができ、iOS 8をインストールしたiPhone 5/5c/5s/6/6 Plusに対応する。
Retinaディスプレイを備えた腕時計で、サファイアクリスタルでディスプレイを保護。SPORTモデルはIon-X強化ガラスを使っている。バンド部分は手軽にユーザーが交換可能。時計機能はiPhoneと連携する事で、誤差0.05秒以内を実現する。
IEEE 802.11b/gやBluetooth 4.0を使ってiPhoneと連携し、通話をしたり、音楽再生制御、地図表示、写真の表示などが可能。FacebookやTwitterなどのSNS、ルートナビなど様々なアプリが利用できる。OSはWatch OS。アプリ開発者向けには、ソフトウェア開発者キットのWatchKitが用意され、iOSアプリの通知がApple Watchに表示されるなど、既存のiOSアプリをApple Watch対応にできるという。プロセッサは「S1」を搭載している。
Apple Watchの大きな特徴は、ディスプレイ部分を触らずに操作できる事。右側面に竜頭のような「デジタルクラウン」を備えており、それを回す事で機能のスクロールをしたり、地図の拡大・縮小が可能。デジタルクラウンは押し込む事もでき、ホーム画面に戻る事ができる。ホーム画面はユーザーがカスタマイズでき、好きな機能や情報を配置できる。
ディスプレイに触れての操作も可能で、スマートフォンのように指先で地図を移動するといった使い方も可能。指先で絵を描いて他のユーザーに送信する事もできる。タッチの圧力を検知する事もでき、軽いタップと深く押す操作の違いも判別。「Force Touch」機能と名付けられている。音声操作にも対応しており、iPhoneなどで採用されているSiriを搭載。会話するように操作する事もできる。
iPhoneと連携し、iPhoneで再生している音楽再生アプリを、Apple Watchから制御できる。Apple Watch単体で音楽を再生する事も可能。Apple WatchからApple TVを操作したり、Mac/WindowsのiTunesライブラリコントロールも可能。
静止画は、iPhoneやMacで管理している写真が、自動的にApple Watchに同期・表示される。iPhoneのカメラで撮影する時に、Apple Watchをファインダーにする事も可能。
Taptic Engineと呼ばれるリニアアクチュエーターも搭載し、手首に振動を伝え、アラートをユーザーに知らせる。
裏面には赤外線LEDと可視光LED、心拍数を検知するための光センサーを搭載。歩数なども把握でき、iPhoneのGPSとWi-Fiを組み合わせ、スポーツや活動量計アプリなどで活用できる。充電時は円形の充電アダプタを背面に近づけると、マグネットで固定され、充電できる。