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DLNAデバイス連携の改善など「Wi-Fi Direct」を拡張

 無線LANの規格策定を行なっているWi-Fi Allianceは16日、アクセスポイントを必要とせず、デバイス同士で通信を行なう「Wi-Fi Direct」の機能拡張を発表した。コンテンツの送受信を行なう「Wi-Fi Direct Send」のほか、DLNA対応デバイスの発見を容易にする「Wi-Fi Direct for DLNA」などの機能を追加し、認証プログラムをスタートした。

 今回の機能拡張はWi-Fi Direct接続で運用するアプリケーション開発のためのもので、デバイス間におけるサービスの発見や設定を共通化し、相互の連携を高めるもの。

 新たに、コンテンツを迅速かつ簡単に送受信可能にする「Wi-Fi Direct Send」と、1つのコマンドでスマートフォンやタブレット、パソコンから文書を印刷可能にする「Wi-Fi Direcft Print」、DLNAガイドライン準拠のデバイス同士でストリームコンテンツ接続前にお互いを発見する「Wi-Fi Direct for DLNA」を追加。

 また、ワイヤレス映像出力の「Miracast」についてもWi-Fi Directの最新デバイスサービスメカニズムを実装し、スクリーンミラーリングと表示がワンステップで行なえるようになる。

 新サービスの拡張機能をサポートしたテスト用デバイスは、GoogleのNexus 10や、Avastar 88W8797 802.11a/b/g/nリファレンスデザイン、MediaTek MT6592+6625スマートフォンなど。

(臼田勤哉)